ロブロックスでボイスチャットを使いたいと言われた|13歳以上でも確認したいこと

「13歳になったからロブロックスのボイスチャットを使いたい」

子どもからこう言われたとき、

「13歳以上なら使える機能だから大丈夫」

と考えてよいのでしょうか。

2026年現在、ロブロックスのゲーム内ボイスチャットは、原則として13歳以上で年齢チェックを済ませたユーザーが利用できます。

ただし、13歳というのは「利用条件を満たし始める年齢」であって、「親が何も確認せず許可してよい年齢」という意味ではありません。

一番確認したいのは、

「誰と声で話すために使いたいのか」

です。

学校の友達と一緒に遊びながら話したいのか。

信頼できる友達と音声通話したいのか。

知らないプレイヤーも参加しているゲーム内でボイスを使いたいのか。

同じ「ボイスチャット」でも、この3つでは意味がかなり違います。

13歳になっただけではボイスチャットは使えない

現在のロブロックスでは、プロフィール上の生年月日が13歳以上というだけではボイスチャットを使えません。

本人確認書類の認証か、顔による年齢推定を使った年齢チェックが必要です。

以前は電話番号の認証について書かれた解説も多くありましたが、現在は電話認証だけではボイスチャットを利用する条件を満たしません。

年齢チェックで13歳以上と確認されたうえで、ボイスチャットに対応しているゲームへ入ると、ヘッドホンのマークなどから音声へ接続できます。

日本は現在の対応地域に含まれています。

そのため子どもから、

「電話番号を入れれば使える」

と言われた場合は、古い情報を見ている可能性があります。

顔による年齢確認をするなら、その仕組みも知っておく

顔による年齢推定では、スマートフォンなどのカメラを使って顔の画像や動画から年齢を推定します。

その結果によって、

13~15歳。

16~17歳。

18~20歳。

21歳以上。

などの年齢層に分けられます。

Robloxは、顔年齢推定に使った画像と動画は処理後に削除すると説明しています。

13歳以上なら、条件を満たせば政府発行の本人確認書類を利用する方法もあります。

ボイスを使わせるかどうかだけでなく、

「年齢確認のために何をするのか」

も親子で確認してから進めた方がよいでしょう。

13~15歳のゲーム内ボイスは初期状態ではオフ

ここは現在の仕様で特に重要です。

13~15歳は「Roblox Select」という年齢別アカウントになります。

この年齢ではゲーム内ボイスチャットは最初からオンになっているわけではありません。

初期状態ではオフです。

保護者はペアレンタルコントロールから、13~15歳の子どものゲーム内ボイスチャットを有効にできます。

つまり13歳の子どもから、

「ボイスチャットを使いたいからオンにして」

と言われた場合、それは単なる設定変更ではありません。

保護者が、

「この子にゲーム内で声を使ったコミュニケーションを許可する」

という判断をする場面です。

16歳になると親が同じように管理できるとは限らない

ロブロックスは年齢が上がるにつれて、設定の管理を保護者から本人へ移していきます。

保護者が広く管理できるのは主に12歳までで、ゲームや一部の直接チャットなど一部設定は15歳まで管理できます。

そのため、

「13歳でオンにしなければ、ずっと親が止められる」

とは限りません。

16歳以降は本人側で管理する機能が増えます。

だからこそ、13~15歳のうちに、

知らない人へ本名を言わない。

学校名を言わない。

住んでいる場所を詳しく言わない。

嫌な相手はミュートする。

困ったら通報する。

といった使い方を覚えておく意味があります。

設定で止め続けるだけではなく、自分で終わらせられるようにする時期でもあります。

「友達と話す」と「ゲーム内ボイス」は同じではない

子どもが、

「友達と話したいだけ」

と言っていても、どの機能なのか確認してください。

ロブロックスには、信頼できる友達などと使うパーティーの音声機能と、ゲーム内で利用するボイスチャットがあります。

学校の友達数人だけでパーティーを作り、話しながらゲームを選ぶ。

これは相手が比較的限定された使い方です。

一方、ゲーム内ボイスは、対応するゲームの同じサーバーにいる年齢条件を満たしたユーザーとも声でやり取りします。

そこには実生活で知らない相手も入ります。

「○○君と話すため」

だと思って許可したのに、実際には知らないプレイヤーとも話していた、という食い違いを避けるには、この違いを先に確認します。

ゲーム内ボイスは「オープンマイク」に近い

Roblox公式はゲーム内ボイスを、いわゆる「オープンマイク」のような仕組みとして説明しています。

対応ゲームの同じサーバーにいる、年齢条件を満たしたユーザーや信頼できる友達と音声でコミュニケーションできます。

つまり、

電話のように一人の相手だけを選んで話す

とは限りません。

ゲームによっては近くにいるプレイヤー同士の声を使って遊ぶなど、音声そのものがゲーム体験の一部になる場合があります。

親としては、

「誰と話す予定?」

だけではなく、

「そのゲームでは知らない人の声も聞こえるの?」

まで確認すると実態が分かります。

13歳以上でも知らない大人と誰でも話せるわけではない

「13歳からボイスが使える」と聞くと、

「13歳の子どもが40歳の知らない人とも自由に話すの?」

と心配になるかもしれません。

現在のロブロックスでは、チャット利用者を年齢確認結果によって年齢層に分け、通常のコミュニケーションは近い年齢層に制限しています。

これは音声でも同様です。

そのため13歳以上になったからといって、通常のゲーム内ボイスで全年齢の利用者と自由につながる設計ではありません。

ただし、「知らない人と話さない」という意味でもありません。

近い年齢層の知らないプレイヤーとは同じゲーム内で声を交わす可能性があります。

親が判断するときは、

「大人と話すかどうか」

だけではなく、

「知らない同年代と声で話してよいか」

も考える必要があります。

13~15歳では、知らない人とのゲーム内ボイスを分けて考える

13~15歳の場合、親がペアレンタルコントロールからゲーム内ボイスをオンにできます。

ここで一つの判断方法があります。

学校の友達など、本人が現実でも知っている「信頼できる友達」と音声で話すことは許可する。

しかし、知らないプレイヤーもいるゲーム内ボイスはまだ使わせない。

このように分ける考え方です。

「ボイスを全部許可する/全部禁止する」の二択にする必要はありません。

子どもが何のために声を使いたいのかによって範囲を決められます。

文字チャットより声の方が個人情報が出やすい場面もある

文字なら、

住所を書く。

学校名を書く。

本名を書く。

という操作が必要です。

一方、音声では会話の流れで、

「明日○○中学校でさ」

「うち岡崎の○○だから」

「本名は○○」

と口にしてしまう可能性があります。

さらに、本人が言わなくても、家族が後ろから名前を呼ぶなど、周囲の音がマイクへ入ることもあります。

そのためボイスを許可するなら、

本名。

学校名。

細かい住所。

電話番号。

SNSのアカウント。

家族の個人情報。

など、声でも伝えないことを先に話しておく方がよいでしょう。

文字チャットだけのルールを、そのまま音声にも適用する意識が必要です。

音声は文字のようにその場で「伏字」にされるわけではない

ロブロックスの文字チャットには、不適切な内容や個人情報などを遮るフィルターがあります。

音声は同じ仕組みではありません。

Robloxは音声について、文字のように発言そのものをフィルターするのではなく、監視や自動検知、警告、利用停止などによって安全対策を行っています。

2026年現在は、音声の安全検知システムがリアルタイムで不適切な発言を検知し、違反が続けばボイスチャットを一時停止する仕組みも使われています。

しかし、

「ロブロックスが監視しているから、嫌な言葉を一度も聞かない」

という意味ではありません。

相手の発言が耳へ入ってから、ミュートや通報が必要になる場面もあります。

Robloxは安全対策のため音声を録音する場合がある

ボイスチャットを許可するときに、親子とも知っておきたい点です。

Robloxは、安全性の確保や内容審査のために音声を録音する場合があります。

規約違反の報告を審査する。

自動検知システムを訓練・評価する。

サービス全体の安全性を測定する。

といった用途です。

違反が報告・検知されなかった録音について、Robloxは7日後に削除すると説明しています。

録音を広告やマーケティング目的には使わないとも説明しています。

また、ボイス機能だけ利用して録音対象から外れる設定はありません。

「ゲームだから家族だけで話しているのと同じ」

ではなく、オンラインサービス上の音声機能だと理解して利用した方がよいでしょう。

嫌な声が聞こえたら「我慢してゲームを続けない」

ボイスを使わせるなら、設定をオンにする前に操作方法も確認しておきます。

ロブロックスでは、相手ごとに音声をミュートできます。

ミュートすると、そのゲームを遊んでいる間は相手の声を聞かなくできます。

ただし、ミュートはそのゲームセッションだけです。

今後も関わりたくない相手なら、ブロックという別の操作があります。

ブロックすると、ボイスだけでなくゲーム内の文字チャットでもその相手との接触を止められます。

暴言や性的な発言、嫌がらせなど規約違反があれば、ボイスチャットを理由として通報できます。

子どもには、

「嫌だったら言い返さなくていい」

「すぐミュートしていい」

「ゲームから抜けてもいい」

と伝えておく方が実際には役立ちます。

通報する場所を一度一緒に見ておく

「嫌なことがあったら通報してね」

だけでは、実際の場面で子どもが操作できないことがあります。

ゲーム内のメニューから、

相手をミュートする場所。

ブロックする場所。

通報する場所。

自分のマイクを切る場所。

ボイスそのものから切断する場所。

を一度親子で確認しておくとよいでしょう。

2026年にはゲーム内の通報画面も見直され、文字・音声など状況に応じて報告しやすい仕組みへ更新されています。

使わせる前に「逃げ方」を知っているかを見ることも、年齢条件の確認と同じくらい重要です。

マイクをオフにする方法も本人が知っておく

ゲーム内では、マイクのマークから自分の音声をミュートできます。

ボイスチャットそのものから切断することもできます。

遊ぶゲームすべてで常にマイクをつないでおく必要はありません。

友達と遊ぶときだけ接続する。

知らない人が多いサーバーでは切る。

家族が近くで個人的な会話をしているときは切る。

という使い方もできます。

「一度オンにしたから常時オン」ではなく、場面によって自分で切れることを覚える方が現実的です。

「外の通話アプリへ行こう」と言われたときのルールも決める

ゲーム内ボイスで仲良くなった相手から、

「Discordで話そう」

「SNSの通話に移ろう」

と言われることがあります。

Roblox内にいる間は、年齢による接続範囲、通報、ブロック、音声の安全監視などRoblox側の仕組みがあります。

外のサービスへ移れば、その保護は同じようには働きません。

親が、

「Robloxのボイスまでは許可する」

と決めたからといって、

「外部アプリで通話するのも許可した」

ことにはなりません。

ここは別のルールとして決めておいた方が混乱しません。

「学校の友達だから」という理由だけでゲーム内ボイスを全部開ける必要はない

子どもがボイスを欲しがる理由が、

「クラスのみんなが使っている」

だったとします。

その場合も、

どのゲームで使うのか。

学校の友達だけのパーティーなのか。

知らない利用者もいる公開サーバーなのか。

を確認します。

学校の友達と話す必要だけなら、信頼できる友達とのパーティー音声で目的を満たせる場合があります。

知らないユーザーとのゲーム内ボイスまで必要なのかは別に判断できます。

ここが「13歳だから使わせる/使わせない」より一段下げた判断です。

ボイス対応ゲームなら全部同じ使われ方をするわけではない

ボイスチャットを有効にすると、対応するゲームで利用できるようになります。

ただし、ボイスの必要性はゲームによってかなり違います。

友達との協力に声が便利なゲーム。

近くのプレイヤーと会話すること自体が遊びになっているゲーム。

文字チャットだけでも十分遊べるゲーム。

があります。

「Robloxのボイスチャットを許可するか」

だけで考えず、

「子どもが今遊んでいるゲームでは、ボイスを何に使うのか」

を見た方が判断しやすいでしょう。

まず一緒に使ってみる方法もある

親がボイスチャットの雰囲気をまったく知らない状態で、

「安全らしいから許可」

「怖そうだから禁止」

と決める必要はありません。

子どもが使いたいゲームへ一緒に入り、

どこにマイク表示が出るのか。

どんな相手の声が聞こえるのか。

どこでミュートするのか。

を確認する方法もあります。

そのゲームでは知らない人と頻繁に話すのか、それとも実際には友達との協力用なのかも見えてきます。

設定画面だけより、家庭での判断材料は増えます。

13歳以上なら「使えるか」より「どう使うか」を確認する

ロブロックスのボイスチャットは、現在、13歳以上で年齢チェックを済ませた利用者向けの機能です。

しかし親が判断する境界は13歳の誕生日ではありません。

確認するのは、

「誰と話すために使う?」

です。

現実でも知っている友達だけと話す。

知らない同年代もいるゲーム内ボイスを使う。

ゲーム内で知り合った人と継続して話す。

外部の通話アプリへ移る。

では、つながり方が徐々に深くなります。

13~15歳なら、保護者がゲーム内ボイスをオンにする前に、この違いを確認できます。

そして許可するなら、

個人情報を声で伝えない。

嫌な相手はすぐミュートする。

問題があればブロック・通報する。

外の通話サービスへ移るのは別に相談する。

というところまで決めておく。

「13歳以上だから大丈夫か」ではなく、「知らない相手とも声でつながる使い方まで今は許可するか」。

そこを決めることが、親にとっての本当の判断になります。

出典

Roblox Corporation|ボイスチャットをオンにするには?

Roblox Corporation|ボイスについてのよくあるご質問

Roblox Corporation|ペアレンタルコントロール

Roblox Corporation|Roblox セーフティセンター

Roblox Corporation|Robloxでチャットをするには

Roblox Corporation|Robloxの年齢確認について

Roblox Corporation|ボイスチャットの録音に関するよくあるご質問

Roblox Corporation|What happens as my child or teen gets older on Roblox?
日本語:子どもの年齢が上がったときの保護者管理・ボイス機能の変更について

Roblox Corporation|Major Updates to In-Game Reporting Tools
日本語:2026年のゲーム内通報機能の変更について

Roblox Corporation|Child Safety on Roblox
日本語:文字・音声コミュニケーションの安全対策に関する保護者向け資料