「ロブロックスで知らない人に本名を教えちゃった」
「学校の名前と住んでいる町まで言ったみたい」
あとから子どもに聞かされると、どこまで危険なのか分からず不安になります。
まずやることは、相手に追加で何か送らせることではありません。
何を伝えたのかを確認し、やり取りを記録したうえで、必要なら相手との通信を止めます。
その後、
本名だけなのか。
学校や住んでいる地域まで伝えたのか。
正確な住所や現在地まで伝えたのか。
電話番号・LINE・SNSなどロブロックス外の連絡先まで渡したのか。
によって対応を変えます。
「一つでも個人情報を答えたらすぐ警察」という話ではありません。
反対に、正確な住所を知られたり、会う約束・脅し・待ち伏せを示す発言まで出ているのに「ブロックしたから終わり」とするのも違います。
- 最初に「何を答えたか」を本人と一緒に確認する
- 叱るより先に、やり取りを消さずに確認する
- 本名だけを答えた場合
- 学校名まで答えた場合は組み合わせを見る
- 「住んでいる場所」はどこまで具体的に話したかで違う
- 正確な自宅住所や現在地を答えた場合は一段上げて対応する
- 電話番号やLINE・SNSまで教えていたらロブロックス外も確認する
- パスワードまで教えたなら「個人情報を答えた」だけではない
- Robloxでは「相手をブロック」と「通報」は別
- 通報するなら相手のプロフィールだけでなく問題のメッセージを指定する
- 「信頼できる友達」だった場合も解除できる
- 「住所を聞いた」という行為だけで相手の目的は決めつけない
- 「親には内緒」と言われていたら理由を確認する
- 「会おう」と言われていたら個人情報問題から一段上げる
- 脅し・待ち伏せ・今から来るという話なら緊急性で判断する
- 学校名を知られたら学校にも必ず連絡する、とは限らない
- 写真を送っていた場合も別に確認する
- 「答えちゃダメだったでしょ」で終わらせない
- 答えてしまった後は4つに分ければ判断しやすい
最初に「何を答えたか」を本人と一緒に確認する
子どもから「個人情報を言っちゃった」と聞いたら、最初に内容を具体的に確認します。
たとえば「住んでいる場所を言った」でも、
「愛知県」
「岡崎市」
「○○町」
「○丁目○番地」
では意味が違います。
学校についても、
「小学生」
「○○市の小学校」
「○○小学校」
では、相手が絞り込める範囲が違います。
本名も同様です。
下の名前だけなのか、姓と名前を両方伝えたのかを確認します。
一つ一つの情報だけでは本人を特定できなくても、本名・学校名・居住地域・年齢などを組み合わせると、特定しやすくなることがあります。
叱るより先に、やり取りを消さずに確認する
すぐに相手を消したくなるかもしれませんが、問題のあるやり取りが残っているなら、先に内容を記録します。
相手のユーザーネーム。
プロフィール。
聞かれた内容。
子どもが答えた内容。
日時。
遊んでいたゲーム。
「別のアプリへ来て」など、その前後のメッセージ。
スクリーンショットで残せるものは保存します。
後からロブロックスへ通報したり、警察などへ相談したりするときに、「知らない人に聞かれました」だけより状況を説明しやすくなります。
ただし、証拠を増やすために子どもから相手へ追加で質問させる必要はありません。
残っているやり取りを保存したら、通信を止める方向へ進みます。
本名だけを答えた場合
本名を答えたからといって、その情報だけで直ちに自宅まで特定されるとは限りません。
特に同姓同名が多い名前なら、それだけで本人を絞ることは難しい場合があります。
ただし、相手がすでに年齢、住んでいる地域、学校、SNSアカウントなど別の情報も知っている場合は話が変わります。
まず、
ほかに何を話したか。
プロフィールや別のSNSに同じ名前を使っていないか。
相手を現実でも知っているのか。
を確認します。
オンラインだけで知り合った相手から本名を聞かれたのであれば、それ以上情報を伝えず、相手との関係を見直します。
学校名まで答えた場合は組み合わせを見る
学校名を知られると、生活範囲をかなり絞れることがあります。
本名も一緒に伝えているなら、学校行事、スポーツチーム、SNSなど別の公開情報と結び付く可能性も考えます。
この段階では、ロブロックスだけを確認して終わらせず、子どもが使っているほかのサービスも一度見ておきます。
公開プロフィールに本名がある。
制服姿の写真を公開している。
学校名を書いている。
部活動や習い事を書いている。
毎日の帰宅時間が分かる投稿をしている。
こうした情報が外から見える状態なら、必要なものだけ残して公開範囲を見直します。
学校名を伝えたという一件だけで過度に広げて考える必要はありませんが、相手がほかに何を知れる状態なのかは確認しておいた方がよいでしょう。
「住んでいる場所」はどこまで具体的に話したかで違う
「東京」「愛知県」のような広い地域だけを答えた場合と、自宅付近まで分かる情報を答えた場合では対応が違います。
市区町村。
最寄り駅。
近所の店。
通学路。
自宅マンション名。
番地。
こうした情報が増えるほど、生活圏を特定しやすくなります。
特に、
学校名+最寄り駅。
本名+学校名。
自宅近くの店+学校。
など、複数の情報を答えている場合は、一つずつではなく組み合わせて考えます。
正確な自宅住所や現在地を答えた場合は一段上げて対応する
自宅の番地や建物名まで伝えた場合は、「名前を答えただけ」とは分けて考えます。
相手がオンラインだけで知り合った人物なら、やり取りを保存したうえでブロック・通報し、その後も相手から接触がないか確認します。
現在いる場所をリアルタイムで伝えた場合も同様です。
「今○○公園にいる」
「今日は○時に学校が終わる」
「毎日この駅から帰る」
といった情報は、その時点や生活パターンと結び付きます。
正確な居場所を知られた状態で、
「そこへ行く」
「待っている」
「会おう」
などと言われているなら、単なる個人情報の失敗として扱わない方がよいでしょう。
電話番号やLINE・SNSまで教えていたらロブロックス外も確認する
ロブロックス内のユーザーネームだけで終わっている場合と、外部サービスへ移っている場合でも対応は違います。
LINE。
Instagram。
TikTok。
Discord。
電話番号。
メールアドレス。
ほかのゲームのアカウント。
こうした連絡先を教えていたら、ロブロックスで相手をブロックしても外から連絡できる状態が残ります。
その場合は、使ったサービス側でも相手を確認し、必要に応じてブロックします。
公開プロフィールに学校・顔写真・本名・居場所などが載っているなら、公開範囲も見直します。
パスワードまで教えたなら「個人情報を答えた」だけではない
本名や学校名を答えたケースと、
パスワード。
ログイン確認コード。
バックアップコード。
メールアカウントの認証情報。
を相手へ伝えたケースは分けます。
ログイン情報を渡した可能性があるなら、アカウント乗っ取りへの対応が必要です。
Robloxのパスワードを変更し、同じパスワードをほかのサービスでも使っていたなら、そちらも見直します。
さらに二段階認証を設定して、パスワードだけではログインしにくい状態にします。
本名を伝えただけでパスワードまで変更する必要がある、という話ではありません。
アカウントへ入るための情報まで伝えた場合に対応を追加します。
Robloxでは「相手をブロック」と「通報」は別
相手との通信を止めるならブロックを使います。
ブロックすると、相手にはブロックしたこと自体は通知されず、友達関係も解除され、ダイレクトメッセージや友達申請、ゲームやパーティーへの招待など、直接の連絡ができなくなります。
保護者アカウントを子どもと紐づけている場合は、保護者側から子どもの友達を確認してブロックすることもできます。
一方、通報はロブロックス側へ問題行為を知らせるためのものです。
個人情報をしつこく聞いてきた。
外部アプリへ誘導した。
会うよう求めた。
性的な内容を送った。
脅してきた。
こうした内容があれば、ブロックだけで終わらせず通報も検討します。
通報するなら相手のプロフィールだけでなく問題のメッセージを指定する
Roblox公式は、問題行為を通報するときは、可能なら実際に問題となったチャットやメッセージを指定するよう案内しています。
プロフィールだけを通報しても、「何をしたのか」がモデレーターに十分伝わらない場合があるためです。
個人情報を聞かれたメッセージ。
外部SNSへ誘われたメッセージ。
会う場所を聞かれたメッセージ。
こうした箇所を報告できるなら、具体的なやり取りから通報します。
そのためにも、問題に気付いた直後にすべてを消してしまう前に、必要な画面を残しておく意味があります。
「信頼できる友達」だった場合も解除できる
相手が普通の友達ではなく「信頼できる友達」になっていることもあります。
信頼できる友達は、通常より通信できる範囲が広がる特別な設定です。
だからこそ、相手が子どもの個人情報を聞き出そうとしていたのであれば、「信頼できる」と表示されているから安全とは考えません。
普通の友達へ戻すことも、完全に友達から削除することも、ブロックすることもできます。
相手との関係が想定していたものと違うと分かったなら、設定を見直します。
「住所を聞いた」という行為だけで相手の目的は決めつけない
子ども同士の会話で、
「どこ住み?」
「何小学校?」
と何気なく聞くこともあります。
そのため、質問された事実だけから「犯罪者だ」と決めつけることはできません。
見るべきなのは、その後です。
何度断っても聞いてくる。
細かい住所まで求める。
電話番号を聞く。
写真を求める。
親には秘密にするよう言う。
外部SNSへ移そうとする。
一人で会おうとする。
このように情報や接触を段階的に増やしているなら、単なる雑談とは分けて考えます。
「親には内緒」と言われていたら理由を確認する
特に確認したい言葉の一つが、
「親には言わないで」
です。
ゲームのちょっとした秘密で使われる場合もありますが、個人情報、写真、外部SNS、会う約束などと組み合わさっている場合には注意します。
子どもからやり取りを見せてもらい、
何を秘密にするよう求められたのか。
その前後で何を要求されていたのか。
まで確認してください。
一つの言葉だけではなく、会話全体で判断します。
「会おう」と言われていたら個人情報問題から一段上げる
本名や学校を教えただけだったケースと、実際に会う約束まで進んでいるケースは分けます。
オンラインだけで知り合った相手から、
「駅まで行く」
「学校の近くで待つ」
「一人で来て」
と具体的な接触を求められている場合は、相手との通信を止め、やり取りを保存します。
子どもだけで相手に断らせ続けたり、親が相手を問い詰めるために長く会話を続けたりする必要はありません。
状況によっては警察への相談も検討します。
脅し・待ち伏せ・今から来るという話なら緊急性で判断する
「住所を知っているから行く」
「学校へ行く」
「写真をばらまく」
などの脅しがある場合は、通常のオンライン上の注意だけで済ませる状況ではありません。
日本では、今まさに危険が迫っている、待ち伏せしている、家や学校へ来ているといった緊急事態なら110番です。
現時点で緊急ではないものの、
相手が住所を知っていて不安。
何度ブロックしても別アカウントから接触してくる。
会うよう要求されている。
個人情報を使って脅されている。
といった場合は、警察相談専用電話「#9110」や、都道府県警察のサイバー相談窓口を利用できます。
相談するときは、保存した画面、相手のユーザーネーム、日時、会話内容などを整理しておくと説明しやすくなります。
学校名を知られたら学校にも必ず連絡する、とは限らない
学校名を答えたというだけで、すべて学校へ連絡しなければならないわけではありません。
ただし、
「学校へ行く」と言われた。
登下校時間を聞かれた。
校門で待つと言われた。
本人や友達を名指ししている。
といった具体的な接触につながっているなら、学校と情報を共有する意味があります。
学校名を答えた事実より、その情報を相手がどう使おうとしているかで判断します。
写真を送っていた場合も別に確認する
子どもが本名や学校だけでなく、顔写真も送っている場合があります。
Roblox標準のチャットでは画像や動画を直接送り合う機能はありません。
そのため写真を送っているのであれば、別のSNSやアプリへ移っている可能性があります。
どのサービスを使ったのか。
どんな写真なのか。
制服や学校名が写っていないか。
自宅周辺が分かる背景ではないか。
まで確認します。
性的な写真を要求されたり送ってしまったりしている場合は、通常の「個人情報を教えた」問題とは分け、早めに大人と専門窓口へ相談する必要があります。
「答えちゃダメだったでしょ」で終わらせない
個人情報を答えたあとに一番必要なのは、次に同じ状況になったときに止まれるようにすることです。
相手が優しかった。
一緒に何度も遊んだから友達だと思った。
みんな学校を聞き合っていた。
答えないと嫌われると思った。
子どもなりの理由があるかもしれません。
理由が分からないまま「二度と話すな」だけにすると、次に同じことが起きたときに親へ相談しにくくなることがあります。
「個人情報を聞かれたら、その場では答えず一度相談する」という行動まで決めておく方が次につながります。
答えてしまった後は4つに分ければ判断しやすい
ロブロックスで個人情報を答えてしまったからといって、すべて同じ対応をする必要はありません。
まず「何を教えたか」を確認します。
次に「相手が現実でも知っている人か、オンラインだけの相手か」を確認します。
さらに「LINEやSNSなどロブロックス外へ移っているか」を確認します。
最後に「会う要求、脅し、待ち伏せなど現実の接触につながっていないか」を確認します。
本名だけでそれ以上の接触もないのであれば、追加情報を止め、相手との関係や公開情報を見直すところから始められます。
学校・住所・電話番号・外部SNSなど情報が重なっているなら、ブロック・通報や公開設定の見直しまで進めます。
そして正確な住所を知られ、会う要求や脅しまで出ているなら、家庭だけで抱えず警察などへ相談します。
「もう答えてしまったから手遅れ」と考えるのではなく、相手が次に何を知れる状態なのか、どこまで接触できる状態なのかを一つずつ減らしていくことが大切です。
出典
Roblox|Help Your Kids Stay Safe & Have Fun on Roblox(保護者向けオンライン安全ガイド)
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Roblox|Youth Guide to Community Standards(子ども向け個人情報・外部連絡先に関するルール)
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Roblox|他のユーザーをブロックする方法
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