子どもがRoblox Studioでゲームを作り、
「みんなにも遊んでもらいたい」
と言い始めたら、Studioの「公開」ボタンを押す前に、誰まで遊べるようにしたいのかを確認します。
2026年現在のロブロックスでは、作ったゲームを自分のアカウントへ保存することと、不特定多数へ公開することは同じではありません。
さらに、小学生や中学生を含む16歳未満のユーザーにも遊んでもらう場合は、16歳以上向けに公開する場合より条件が増えます。
親が確認したいのは、まず子どもの年齢そのものより「どこまで公開したいのか」です。
- Studioで「Robloxに公開」を押しただけでは全員に公開されない
- 最初は自分だけで使うなら年齢確認を急がなくていい
- 友達に遊ばせたいだけでも、単なる非公開とは違う
- 16歳以上と信頼できる友達までなら、まず年齢確認が必要
- 13歳未満でもゲームを作れるが、全年齢公開では親の出番が増える
- 「子どもと同じ年齢の人にも遊んでもらいたい」で条件が増える
- 全年齢公開では2段階認証も必要になる
- 全年齢公開ではPlusか公開手数料の条件もある
- Plusに2か月入れば、その日に全年齢公開できるわけではない
- 小学生向けに出したいゲームほど内容の確認が増える
- 全年齢向けゲームはいったん16歳以上で評価される
- 年齢を適当に高く登録して公開条件を回避しない
- 友達と一緒に作っているなら「公開」とは別に共同制作も確認する
- 最初の公開なら「世界中」にこだわらなくていい
- 親が見るのは「何歳?」の次に「誰に遊んでもらう?」
- 出典
Studioで「Robloxに公開」を押しただけでは全員に公開されない
最初に言葉を整理しておきます。
Roblox Studioには「Robloxに公開」という操作があります。
これは作ったゲームをRoblox側へ保存し、自分のアカウントと結び付ける操作でもあります。
新しく作ったゲームは、最初は非公開です。
そのため、
「Robloxに公開を押した」
=
「知らない人まで自由に遊べるようになった」
ではありません。
まず自分だけで作り続けるのであれば、その状態でも構いません。
最初は自分だけで使うなら年齢確認を急がなくていい
子どもが、
「まず完成させたい」
「自分で遊んで確認したい」
という段階なら、いきなり全年齢向けの一般公開まで進める必要はありません。
Robloxには「個人利用」の段階があります。
この段階では、基本的にゲームの所有者や編集権限を持った人だけが利用します。
アカウントが正常な状態であれば利用でき、全年齢公開のための2段階認証や公開手数料などを最初からそろえる必要はありません。
ゲーム制作を始めたばかりの子どもなら、まずこの状態で作り込む方が簡単です。
友達に遊ばせたいだけでも、単なる非公開とは違う
次に、
「学校の友達に遊んでもらいたい」
「家族に試してもらいたい」
となった場合です。
現在のロブロックスでは、非公開ゲームを単にURLで送れば誰でも遊べるという仕組みではありません。
ゲームの公開対象には、プレイテスター、友達、コミュニティメンバーなどを選ぶ「制限付き」の設定があります。
ただし、自分以外の人へゲームを提供する段階になると、公開資格の確認が必要になります。
「まだ世界中へ公開しないから何の確認も不要」とは考えない方がよいでしょう。
16歳以上と信頼できる友達までなら、まず年齢確認が必要
現在の公開制度では、
「信頼できる友達」
と、
「年齢確認済みの16歳以上」
までを対象に公開する段階があります。
この範囲へ公開するには、制作者のアカウントで年齢確認を行います。
年齢確認には、顔を使った年齢推定または、利用できる年齢であれば政府発行の本人確認書類を使う方法があります。
さらに、アカウントがコミュニティ基準違反などによる問題のない状態であること、ゲーム内容について「コンテンツの成熟度とコンプライアンス」に関する質問へ回答することも必要です。
Creator Hubでは、アカウントが作成から少なくとも2日経過していることも条件として案内されています。
13歳未満でもゲームを作れるが、全年齢公開では親の出番が増える
「小学生が作ったゲームだから公開できない」というわけではありません。
Roblox Studioでゲームを作ること自体に、13歳以上でなければならないという条件はありません。
一方で、低年齢の制作者がゲームを広く公開する段階では、本人だけで完結しない手続きが出てきます。
現在のRoblox公式案内では、18歳未満の制作者は顔による年齢推定を利用できます。
さらに13歳未満のユーザーが全年齢公開を目指す場合は、保護者アカウントとの紐づけが必要です。
親が自分のアカウントを作り、子どものRobloxアカウントとリンクしておく必要があります。
「子どもと同じ年齢の人にも遊んでもらいたい」で条件が増える
ここが少し分かりにくいところです。
たとえば12歳の子どもがゲームを作り、
「同じ12歳の友達にも遊んでもらいたい」
と考えたとします。
12歳は現在の「Roblox Select」に含まれる年齢です。
Roblox Selectは9~15歳向けのアカウントなので、その子たちまでゲームを届けるには、「16歳以上向け」ではなく「全年齢向け」の公開条件を満たす必要があります。
つまり、
「12歳の子が作ったから12歳には普通に公開できる」
という仕組みではありません。
誰が作ったかと、誰が遊べるかは別に確認します。
全年齢公開では2段階認証も必要になる
Roblox KidsやRoblox Selectを含む全年齢へゲームを公開する場合は、16歳以上向けの条件に加えて、アカウントの2段階認証を有効にします。
2段階認証とは、パスワードだけではなく、もう一つの確認方法を使ってログインを守る仕組みです。
子どもが作ったゲームを広く公開するなら、そのゲームを管理するアカウント自体を乗っ取られにくくしておく必要があります。
「公開するためだけに一時的に設定するもの」ではなく、その後もゲームを管理するアカウントの安全対策として考えた方がよいでしょう。
全年齢公開ではPlusか公開手数料の条件もある
もう一つ、以前の「Roblox Studioは無料だから誰でも無料で一般公開できる」という説明と変わった部分があります。
2026年現在、Roblox KidsやSelectを含む全年齢へ届ける場合は、
Roblox Plusまたは旧Roblox Premiumを2か月連続で利用している。
または、
ゲームごとに返金可能な1,000 Robuxの公開手数料を支払う。
という条件があります。
Roblox Studioでゲームを「作ること」自体は無料です。
自分だけで保存・制作することもできます。
しかし、低年齢のユーザーを含む広い範囲へ公開するときには追加条件がある、という分け方です。
子どもがゲームを作り始めた段階で、すぐPlusへ加入する必要はありません。
「本当に全年齢へ公開する段階になったか」を見てから考えます。
Plusに2か月入れば、その日に全年齢公開できるわけではない
ここも誤解しやすいところです。
2か月連続のPlusまたはPremiumは、全年齢公開に必要な条件の一つです。
それだけ満たせば、自動的に小学生を含む全ユーザーへ公開されるわけではありません。
年齢確認。
2段階認証。
コンテンツに関する質問への回答。
アカウントの状態。
ゲームの評価。
といった別の条件もあります。
「Plusへ入れば公開できる」と一つの手続きとして考えない方が分かりやすくなります。
小学生向けに出したいゲームほど内容の確認が増える
現在のロブロックスでは、5~8歳を「Roblox Kids」、9~15歳を「Roblox Select」として分けています。
Roblox Kidsで遊べるのは、コンテンツの成熟度が「極少」または「軽度」に当たるゲームです。
Roblox Selectでは「中程度」まで利用できます。
そのため、全年齢公開の条件を満たしたとしても、ゲーム内容によっては低年齢層へ配信されません。
「全年齢公開の申請ができること」と、「どんな内容でも5歳から遊べること」は別です。
暴力表現などがあるゲームでは、作った内容に応じて届く年齢が変わります。
全年齢向けゲームはいったん16歳以上で評価される
全年齢向けにしたいゲームは、最初からいきなり5歳の利用者まで配信されるわけではありません。
Robloxはまず年齢確認済みの16歳以上へゲームを提供し、利用状況や報告などを確認する評価プロセスを設けています。
その後、KidsやSelectへ広げられるかが判断されます。
そのため、
「公開ボタンを押したのに小学生の友達から検索できない」
というだけで設定ミスとは限りません。
全年齢向けの評価がまだ終わっていない可能性もあります。
公開資格の進み具合はCreator Hubの「オーディエンスリーチ」などから確認します。
年齢を適当に高く登録して公開条件を回避しない
子どものアカウントを作ったとき、
「年齢制限が面倒だから大人の年齢にしておこう」
と登録するのは避けてください。
現在のRobloxは年齢確認を、公開だけでなくチャットや共同制作など複数の機能で使用しています。
登録年齢と実際の年齢が違うと、後から年齢確認をするときにも問題になります。
子どものゲームを公開したいからといって、親の生年月日を子どものアカウントへ登録するのではなく、子どもは子どもの正しい年齢で利用し、必要であれば親のアカウントを紐づけます。
友達と一緒に作っているなら「公開」とは別に共同制作も確認する
子どもが一人でゲームを作っている場合と、ほかの人と一緒に制作している場合も分けます。
Roblox Studioには「Team Create」というリアルタイムの共同制作機能があります。
ほかの利用者と共同制作するには年齢確認が必要です。
16歳未満では、誰と共同制作できるかについて保護者アカウントから設定できる仕組みもあります。
これはゲームを一般公開する条件とは別です。
「友達と一緒に作るための設定」と「完成したゲームを誰へ公開するか」は二つの手続きとして考えます。
最初の公開なら「世界中」にこだわらなくていい
子どもが初めてゲームを完成させると、
「みんなに遊んでもらいたい」
と言うかもしれません。
ただ、最初から5歳を含む全年齢へ届けなくても構いません。
まず自分で十分にテストする。
公開条件を満たせるなら信頼できる友達などに遊んでもらう。
動かない場所や分かりにくい部分を直す。
それから対象を広げる方法があります。
全年齢公開には追加の本人確認、安全設定、公開資格、評価が必要になるため、「完成したらすぐ全世界」という一つの手順で考えない方が進めやすくなります。
親が見るのは「何歳?」の次に「誰に遊んでもらう?」
子どもが作ったゲームを公開するとき、親が最初に確認することは二つです。
一つは、子どもの実際の年齢と、Robloxで年齢確認が済んでいるか。
もう一つは、誰に遊んでもらいたいのかです。
自分だけなら、まず非公開のままで制作できます。
信頼できる友達や16歳以上へ広げるなら、年齢確認などの公開条件を確認します。
小学生や中学生を含む全年齢へ公開したいなら、さらに保護者との紐づけが必要な年齢か、2段階認証が済んでいるか、Plusの利用期間または公開手数料の条件を満たすか、ゲームの評価を通過できるかを確認します。
「子どもでも公開できるか」という一つの質問ではなく、
「子どもが作ったゲームを、誰まで公開したいのか」
で考える。
これが2026年現在のRobloxで、公開手続きを整理するときの一番分かりやすい考え方です。
出典
Roblox Support|Roblox(ロブロックス)上でゲームを公開するには
Roblox Creator Hub|ゲームと場所を作成して公開する
Roblox Creator Hub|Roblox Kids と Select
Roblox Support|Robloxの年齢確認について
Roblox Support|Roblox Studioでの共同作業に関する年齢ガイドライン

