子どもがロブロックス(Roblox)で遊ぶだけでなく、
「自分でもゲームを作ってみたい」
と言い始めたとき、保護者として気になるのが費用です。
結論からいうと、Roblox公式のゲーム制作ソフト「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」自体は無料です。
Robloxのアカウント作成にも料金はかかりません。
対応するWindowsパソコンかMacをすでに持っているなら、Studioをインストールして、マップを作り、プログラムを書き、自分でテストするところまではRobuxを買わずに始められます。
ただし、2026年現在は「作るのは無料」と「誰にでも公開するのも条件なしで無料」は分けて考える必要があります。
費用が発生する可能性があるのは、ゲーム制作を始めた後です。
- Studioのダウンロードにはお金はかからない
- 最初のゲームを作るためにRobuxを買う必要もない
- パソコンを持っていなければ、そこが一番大きな費用になる
- 自分だけで作って試すところなら無料
- 「友達や世界中の人に公開する」と話が変わる
- 小さい子どもにも遊んでもらう場合は公開条件が増える
- 1,000 Robuxを払えばすぐ全年齢公開できるわけではない
- 有料の素材やプラグインもあるが、買わなくていい
- 無料素材だから何でも入れてよいわけではない
- プログラミング教室に通わないと作れないわけでもない
- Blenderなど別のソフトも最初は必要ない
- アバターアイテムの販売費用とゲーム制作費を混同しない
- ゲームを収益化するのも後から考えればいい
- 最初に必要なのは「Robux」ではなく制作できる環境
- 「無料」の境界は作る・公開する・広げるで変わる
- 出典
Studioのダウンロードにはお金はかからない
Roblox Studioは、Robloxが提供している公式のゲーム制作アプリです。
WindowsまたはMacへ無料でダウンロードできます。
月額利用料やソフトのライセンス料も必要ありません。
一般的なゲーム制作ソフトでは、
ソフト本体を買う。
毎月利用料を払う。
商用利用すると別料金が必要になる。
という場合がありますが、Roblox Studioを使い始めるためにそのような料金を支払う必要はありません。
Robloxの無料アカウントでStudioへログインできます。
最初のゲームを作るためにRobuxを買う必要もない
Studioを起動すると、何もない平らな場所から始める「ベースプレート」や、すでに基本的な仕組みが入ったテンプレートなどを利用できます。
ブロックを置く。
色を変える。
足場を作る。
キャラクターを動かす。
簡単なプログラムを書く。
自分でゲームを動かして確認する。
こうした基本的な制作にRobuxは必要ありません。
「ロバックスを持っていないとゲーム開発ができない」という仕組みではありません。
子どもが初めてStudioを触る段階なら、Robuxを買わずに始めて問題ありません。
パソコンを持っていなければ、そこが一番大きな費用になる
Studioそのものは無料ですが、公式StudioはスマートフォンやiPadだけでは使えません。
WindowsパソコンかMacが必要です。
そのため、すでに対応するパソコンが家庭にある場合と、パソコン自体を新しく買わなければならない場合では、実際の初期費用が大きく変わります。
家に対応パソコンがあるなら、まずStudioを入れて試す。
子どもが本当に制作を続けそうなら、必要に応じて専用パソコンを考える。
という順番でも構いません。
「Studioは無料」と「ゲーム制作のための機械まで無料」は別です。
自分だけで作って試すところなら無料
Studioで新しいゲームを作ると、最初は基本的に自分や編集権限を持つ人だけが利用するプライベートな状態です。
この状態で、
ゲームを作る。
Roblox上に保存する。
自分でプレイして確認する。
作り直す。
という作業を続けられます。
子どもが、
「まず自分のゲームを作ってみたい」
という段階なら、公開料金のことを先に考える必要はありません。
作ること自体が楽しいのか。
マップ制作を続けられるのか。
プログラムにも興味があるのか。
を無料の範囲で確認できます。
「友達や世界中の人に公開する」と話が変わる
以前のRoblox紹介記事では、
「ゲームを作って世界中へ無料で公開できる」
と説明されていることがあります。
現在は公開先によって条件が分かれています。
2026年にRobloxの公開制度が変更されたためです。
まず、年齢確認などの条件を満たせば、年齢確認済みの16歳以上のユーザーや「信頼できる友達」に向けて公開するために、公開手数料や有料会員登録は必要ありません。
つまり、
「自分以外の人に公開するには必ずお金が必要」
というわけでもありません。
小さい子どもにも遊んでもらう場合は公開条件が増える
Robloxには5〜8歳向けのRoblox Kids、9〜15歳向けのRoblox Selectという年齢区分があります。
こうした16歳未満の利用者を含む全年齢へゲームを広げる場合は、条件が増えます。
年齢や本人確認。
二段階認証。
ゲーム内容の確認。
などに加えて、現在は原則として次のどちらかが必要です。
2か月連続でRoblox PlusまたはRoblox Premiumの定期購入を維持する。
または、
ゲームごとに返金可能な1,000 Robuxの公開手数料を支払う。
つまり、
「子どもがStudioでゲーム制作を始める」
ところには料金は不要ですが、
「作ったゲームを小学生を含む幅広いRobloxユーザーへ公開したい」
ところまで進むと、費用に関する条件が出てくる可能性があります。
最初の日から払う費用ではありません。
1,000 Robuxを払えばすぐ全年齢公開できるわけではない
ここも誤解しやすいところです。
全年齢向けの公開手数料を支払うだけで、すぐすべての年齢へ公開できるという仕組みではありません。
アカウント確認や二段階認証などの条件に加え、ゲーム自体もRobloxの評価プロセスを通過する必要があります。
そのため、
「1000 Robux払えば公開権を買える」
と考えないほうがよいでしょう。
公開手数料は条件の一つです。
子どもが初めてゲームを作る段階なら、まず制作と自分でのテストに集中すれば十分です。
有料の素材やプラグインもあるが、買わなくていい
Studioでは、Creator Storeという制作素材の場所を利用できます。
そこには、
3Dモデル。
音。
画像。
プログラム。
Studioの機能を追加するプラグイン。
などがあります。
無料で利用できる素材も多数あります。
一方、有料で販売されているモデルやプラグインもあります。
たとえば、
「便利そうなプラグインを買いたい」
「この3Dモデルを使いたい」
となれば追加費用が発生する場合があります。
ただし、これらはゲーム制作開始の必須費用ではありません。
最初はStudioの標準機能、自分で作ったパーツ、無料で利用できる素材だけでもゲームを作れます。
無料素材だから何でも入れてよいわけではない
無料素材を使えるからといって、見つけたものを大量に入れる必要もありません。
Creator Storeのモデルにはプログラムが含まれている場合があります。
初心者のうちは、
何のための素材なのか。
誰が公開しているのか。
どんなプログラムが含まれているのか。
が分からないまま素材を増やすと、ゲームが思ったように動かなくなることがあります。
「有料素材を買わないと良いゲームが作れない」と考える必要もなければ、「無料なら全部入れてよい」と考える必要もありません。
最初は標準の部品で自分で作るほうが、Studioの仕組みも理解しやすくなります。
プログラミング教室に通わないと作れないわけでもない
「子どもがRobloxでゲーム制作をするなら、プログラミング教室へ通わせる必要があるのでは?」
と考える保護者もいるでしょう。
教室やオンライン教材には当然料金が発生するものがあります。
ただし、それはRoblox Studioを利用するための費用ではありません。
Roblox自身も初心者向けのチュートリアルや教材を公開しています。
子どもが自分で調べながら進められるなら、最初から有料教室へ入る必要はありません。
反対に、
一人だと操作で止まってしまう。
プログラムの意味を順番に教えてほしい。
定期的に制作する環境がほしい。
という場合は、教室代を「Studioの利用料」ではなく「学習サポート代」として考えます。
Blenderなど別のソフトも最初は必要ない
本格的なRobloxゲームを見ると、複雑な建物やキャラクター、アイテムが使われています。
そこで、
「3D制作ソフトも買わないといけないのでは?」
と思うかもしれません。
最初のゲームでは必要ありません。
Studioだけでもブロックや地形を組み合わせてゲームを作れます。
制作に慣れてから、
もっと複雑な3Dモデルを作りたい。
オリジナルの画像を作りたい。
音楽や効果音を自分で作りたい。
となれば、別の制作ソフトを検討します。
ゲーム制作を始める前に、必要になるか分からないソフトを全部そろえる必要はありません。
アバターアイテムの販売費用とゲーム制作費を混同しない
Robloxについて調べると、
「アップロードにRobuxが必要」
「公開時に費用が必要」
という情報も見つかります。
その中には、アバター用の服やアクセサリーをマーケットプレイスで販売するための料金について説明しているものがあります。
これは、Studioでゲームを作る費用とは別です。
ゲーム内にブロックを置いてステージを作ることと、Roblox全体で使えるアバター商品を制作・販売することは同じではありません。
「Robloxでは素材をアップロードするだけで毎回お金がかかる」と一括りにしないようにします。
ゲームを収益化するのも後から考えればいい
Robloxでは、作ったゲームからRobuxを得る仕組みもあります。
ゲーム内アイテム。
ゲーム内通貨。
有料アクセス。
サブスクリプション。
広告。
など、制作が進めばさまざまな収益化方法を使えます。
しかし、「稼ぐ設定をしないとゲームを作れない」ということではありません。
まず無料で作る。
自分で遊ぶ。
仕組みを直す。
人に遊んでもらう。
という順番で構いません。
子どもが初めてStudioを触る段階で、収益化まで準備する必要はありません。
最初に必要なのは「Robux」ではなく制作できる環境
Roblox Studioでゲーム制作を始めるときに必要なのは、
無料のRobloxアカウント。
Roblox Studioが動くWindowsパソコンまたはMac。
インターネット接続。
です。
マウスがあると操作しやすくなりますが、Studioの利用料ではありません。
すでに家に対応パソコンとインターネット環境があるなら、ゲーム制作を始めるためにRobuxを購入する必要はありません。
Studioをダウンロードして、まず一つゲームを作ってみればよい段階です。
「無料」の境界は作る・公開する・広げるで変わる
費用を整理すると分かりやすくなります。
| やりたいこと | お金は必要? |
|---|---|
| Robloxアカウントを作る | 不要 |
| Roblox Studioを入れる | 不要 |
| 自分でゲームを作る | 不要 |
| 自分でテストする | 不要 |
| 無料素材を利用する | 不要 |
| 有料モデル・プラグインを買う | 買う場合のみ必要 |
| 16歳以上・信頼できる友達向けに公開 | 手数料・定期購入は不要。ただし年齢確認などの条件あり |
| 5〜15歳を含む全年齢へ公開 | 公開条件として定期購入または返金可能な公開手数料などが必要 |
| 広告を出す・有料素材を使う | 利用する場合のみ必要 |
そのため、
「Roblox Studioは無料?」への答えは「無料」です。
さらに、
「ゲームを作り始めるまでにお金はかかる?」への答えも、対応するパソコンをすでに持っているなら基本的に「かからない」です。
ただし、完成した後に誰へ公開するか、どんな素材を使うかによっては費用が発生します。
子どもが「ゲームを作ってみたい」と言った時点では、Robuxや有料会員を先に買う必要はありません。
まず無料のStudioを入れて、実際に一つ作らせてみる。
続けそうなのか、本当に制作が好きなのかを見てから、必要なものだけ追加する。
これが無駄な出費を増やさずにRobloxゲーム制作を始める順番です。
出典
Roblox|Roblox Studioのセットアップ
Roblox|よくある質問・コストと教育用価格
Roblox|Roblox上でゲームを公開するには
Roblox|Roblox Kids と Select
Roblox|ゲームと場所を作成して公開する
Roblox|Creator Store
Roblox|Marketplace fees and commissions

