子どもがスマホでロブロックス(Roblox)を遊んでいて、
「自分でもゲームを作りたい」
と言い始めたとき、最初に気になるのがパソコンを買う必要があるのかという点です。
結論からいうと、Roblox公式のゲーム制作ツール「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」はスマートフォンでは使えません。
iPhone、Androidスマートフォン、iPadなどのタブレット、Chromebookも、公式Studioを動かす端末には含まれていません。
公式Studioでゲーム制作を始めるなら、WindowsパソコンかMacが必要です。
ただし、「Robloxを作るなら高価なゲーミングPCが必要」というところまで一気に進む必要もありません。
まず家にあるパソコンが公式条件を満たしていないか確認するところから始めます。
- スマホで遊べても、Studioは別のアプリ
- iPadなら画面が大きいから作れる、とはならない
- Chromebookも「Robloxが遊べる」と「Studioが使える」は別
- 「スマホでRobloxゲームを作れる」という動画は全部間違い?
- 公式Roblox Studioに必要なパソコンは?
- まず家にあるパソコンで試してから買う
- 新しく買うなら最低条件ではなく公式推奨を見る
- メモリ16GBは必要?
- ゲーミングPCを買わないと後悔する?
- マウスは用意したほうがいい
- インターネット接続も必要
- スマホは制作に不要になるわけではない
- 子どもが続けるか分からないなら、最初からPCを買わなくてもいい
- 「スマホでできる?」の答えは、何をしたいかで変わる
- 出典
スマホで遊べても、Studioは別のアプリ
一番間違えやすいのがここです。
スマートフォンに入っているRobloxアプリは、基本的に世界中の人が作ったゲームを遊ぶためのものです。
一方、ゲームのマップを作ったり、物を配置したり、仕組みを組んだり、プログラムを書いたりするために使うのがRoblox Studioです。
Roblox公式も、
Robloxを遊ぶ端末としてはスマートフォン、タブレット、Chromebookを利用できる。
Roblox Studioでゲームを作る場合はPCまたはMacが必要。
と明確に分けています。
「スマホでRobloxが動いているから、そのまま制作画面も開ける」という仕組みではありません。
iPadなら画面が大きいから作れる、とはならない
スマートフォンでは無理でも、
「iPadならパソコンに近いからStudioを使えるのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、画面サイズの問題ではありません。
Roblox Studio自体がWindowsとMac向けのアプリとして提供されているため、iPadOS版やAndroid版の公式Studioはありません。
キーボードやマウスをiPadにつないでも、そこにWindows/Mac版Studioをインストールできるようになるわけではありません。
子どものゲーム制作を目的に端末を新しく用意するなら、「大きなタブレット」を買うのではなく、WindowsかMacであることを先に確認します。
Chromebookも「Robloxが遊べる」と「Studioが使える」は別
学校などでChromebookを使っている子どもも増えています。
ChromebookではRobloxを遊べる場合がありますが、公式Roblox StudioはChromeOSには対応していません。
ここでも、
「Robloxが起動する」
ことと、
「Roblox Studioをインストールできる」
ことを分けて考えます。
子どもが学校のChromebookでRobloxを遊べているからといって、その端末だけで公式Studioのゲーム制作を始められるわけではありません。
「スマホでRobloxゲームを作れる」という動画は全部間違い?
検索やYouTubeを見ると、
「スマホだけでRobloxゲームを作る」
という情報も出てきます。
ここは「全部ウソ」と切り捨てないほうが正確です。
たとえばRoblox上には「Studio Lite」というユーザー制作のゲームがあり、スマートフォン向けに簡易的な建築やスクリプト作成、ゲーム公開ができると案内されています。
ただし、これはRoblox Corporationが提供している公式のRoblox Studioそのものではありません。
公式Studioより簡略化された、Roblox内で動く別の制作環境です。
そのため、
「とにかくスマホで何か作ってみたい」
という入口にはなり得ます。
一方、
「Roblox Studioの使い方を覚えたい」
「公式チュートリアルを見ながらゲームを作りたい」
「本格的にマップやプログラムを編集したい」
という目的なら、最初からWindowsかMacへ進んだほうが話が早くなります。
「スマホ制作が存在するか」ではなく、何を学びたいかで分けます。
公式Roblox Studioに必要なパソコンは?
2026年9月現在、Roblox公式が示しているStudioの条件は次のとおりです。
| 項目 | 最低条件 | 公式推奨 |
|---|---|---|
| Windows | Windows 10 | Windows 11 |
| Mac | macOS 10.14 | macOS 14以上 |
| メモリ | 3GB | 8GB |
| 画面解像度 | ― | 1600×900以上 |
ここで注目したいのは、公式のStudioセットアップページには、
「Core i7以上」
「Ryzen 7以上」
「GeForce RTXが必要」
「ゲーミングPC必須」
といったCPUやグラフィックボードの具体的な指定がないことです。
検索するとかなり高性能なゲーミングPCを勧める記事もありますが、それは各サイトが考えた「快適に使うためのおすすめ」であり、Roblox公式の必須条件とは分けて見ます。
まず家にあるパソコンで試してから買う
子どもが「ゲームを作りたい」と言った時点で、新しいパソコンを注文する必要はありません。
家にWindowsパソコンまたはMacがあるなら、
対応するOSか。
メモリが足りているか。
Studioをインストールできるか。
実際にテンプレートを開いて操作できるか。
を先に試します。
Roblox Studio自体は無料です。
そのため、「このパソコンでは無理そう」と予想するより、公式サイトからStudioを入れて実際に動かすほうが判断しやすくなります。
簡単なステージを作る程度なら手元のPCで十分だった、となれば新しく買う必要はありません。
新しく買うなら最低条件ではなく公式推奨を見る
反対に、これからRoblox Studio用にパソコンを購入するなら、「動く最低ライン」を狙う理由はあまりありません。
2026年現在の公式推奨は、
WindowsならWindows 11。
MacならmacOS 14以上。
メモリ8GB。
1600×900以上の画面。
です。
まずこの条件を満たしているか確認します。
「Roblox Studio専用だからRTX搭載ゲーミングPCにする」という選び方ではなく、公式推奨を満たしたうえで、ほかに何をするのかで性能を追加して考えます。
たとえば、
動画編集もする。
Blenderなど別の3D制作ソフトも使う。
ほかのPCゲームも遊ぶ。
大きなゲームを本格的に開発する。
といった用途まで考えるなら、より高性能なパソコンを選ぶ理由が出てきます。
しかし、「初めてRoblox Studioを触る」だけなら、それらを最初からStudioの必須条件にしないほうがよいでしょう。
メモリ16GBは必要?
PC紹介記事では「16GB以上がおすすめ」と書かれていることもあります。
現在のRoblox公式推奨値は8GBです。
そのため、
「16GBなければRoblox Studioは使えない」
という説明は正確ではありません。
ただし、パソコンではStudioだけを単独で開くとは限りません。
ブラウザで作り方を調べながらStudioを動かす、画像編集ソフトを開く、動画を見るなど複数の作業を同時にするなら、メモリに余裕がある構成を選ぶ考え方はあります。
ここは、
「Roblox公式の推奨は8GB」
「16GBは余裕を持たせるための選択」
と分けて考えます。
ゲーミングPCを買わないと後悔する?
Roblox Studioで作れるゲームには大きな差があります。
最初に作る小さなアスレチックと、多数のオブジェクトや高度な演出を入れた大規模ゲームでは、パソコンへの負荷も同じではありません。
だからといって、初心者の段階で将来作るかもしれない大作を基準にパソコンを選ぶ必要もありません。
子どもがまだ、
「Studioを使ったことがない」
「プログラムを書いたこともない」
という段階なら、まず公式推奨条件を満たすパソコンで始める。
実際に制作を続けて、
「もっと大きなマップを作りたい」
「別の3Dソフトも使いたい」
「動画制作までしたい」
となった段階で、性能不足が本当に出ているかを見る方法があります。
PC販売記事の「おすすめモデル」と、Roblox Studioを始めるための「必要条件」は同じではありません。
マウスは用意したほうがいい
パソコン本体以外では、マウスがあると操作しやすくなります。
Roblox公式の教育向け資料でも、Studioはトラックパッドでも使用できるものの、スクロールホイール付きマウスがあるほうが操作しやすいと案内しています。
Studioでは、
視点を動かす。
物を選ぶ。
移動する。
大きさを変える。
回転させる。
といった操作を繰り返します。
ノートパソコンだけ用意して使いにくそうなら、パソコンを買い替える前にマウスを追加してみる価値があります。
インターネット接続も必要
Roblox Studioは、完全にオフラインで使い続ける制作ソフトではありません。
ソフトの更新やRoblox上への保存・公開などにインターネット接続を利用します。
公式の教育向け資料でも、Studioでの制作環境として安定したインターネット接続を挙げています。
そのため、中古ノートパソコンを子ども専用に用意する場合も、
「Studioがインストールできるか」
だけでなく、
自宅のWi-Fiへ安定して接続できるか
まで確認しておきます。
スマホは制作に不要になるわけではない
パソコンでStudioを使い始めても、スマートフォンは役に立ちます。
たとえばPCで作ったゲームを公開した後、
スマホの画面でボタンが押しやすいか。
文字が小さすぎないか。
スマホ操作でも遊びやすいか。
を実機で確認できます。
Robloxのプレイヤーはスマートフォンやタブレットからもゲームへ参加します。
そのため、
パソコン=制作する端末。
スマホ=遊ぶ・調べる・実機確認する端末。
という分け方もできます。
「ゲーム制作を始めるならスマホが無駄になる」ということではありません。
子どもが続けるか分からないなら、最初からPCを買わなくてもいい
保護者にとって悩ましいのは、
「パソコンを買っても1週間で飽きるのでは?」
という点です。
家に対応するWindows/Macがあるなら、まずそれでStudioを入れてみます。
家にパソコンがまったくないなら、スマホで制作動画を見る、作りたいゲームを考える、Studio Liteのような簡易的な制作体験を試すなどして、「遊ぶだけでなく作ること自体に興味が続くか」を見る方法もあります。
そこで、
マップを作るのが楽しい。
自分から作り方を調べている。
プログラムにも興味を持ち始めた。
となってから、Windows/Macを用意する判断でも遅くありません。
逆に「公式Studioを今すぐ学びたい」という段階なら、スマホ向けの代替手段を長く探すより、WindowsかMacを用意したほうが直接的です。
「スマホでできる?」の答えは、何をしたいかで変わる
最後に整理すると、スマートフォンでRobloxを遊ぶことはできます。
公式Roblox Studioをスマートフォンへインストールして、本格的なゲーム制作をすることはできません。
一方、Roblox上にはスマホ向けの簡易制作ツールを作っているユーザーもいるため、「スマホ上では一切ゲーム制作できない」とまで言い切る必要もありません。
境界は、
公式Roblox Studioを使いたいのか
です。
公式Studioでゲーム制作を始めるならWindowsかMacを用意します。
家に対応PCがあるなら、まず無料のStudioを入れて試す。
新しく購入するなら、少なくとも公式推奨のWindows 11またはmacOS 14以上、メモリ8GB、1600×900以上を基準に確認する。
CPUやグラフィックボードについては、Roblox公式Studio要件に具体的な高性能モデルの指定はありません。
そのため、
「Robloxを作りたいと言ったから、まず高価なゲーミングPCを買う」ではなく、「公式Studioを使うにはWindows/Macが必要。そのうえで今あるPCを試し、足りなければ買う」
という順番で判断すると、必要以上の出費を避けやすくなります。
出典
Roblox|Roblox Studioのセットアップ
Roblox|よくある質問・創作のためのハードウェア要件
Roblox|Robloxの紹介・Roblox Studioとクライアントの違い
Roblox|Studio Lite(ユーザー制作のモバイル向け制作環境。公式Roblox Studioとは別)
CreateR Nest|ロブロックスの無料オンライン体験

