子どもから、
「ロブロックスをするからパソコンがほしい」
と言われても、すぐ買う必要はありません。
判断するポイントは、ロブロックスで何をしたいのかです。
今のスマートフォンやタブレットでゲームを遊ぶだけなら、パソコンは必須ではありません。
一方、自分でゲームを作る「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」を使いたいなら話が変わります。
日本で現在Studioを使って本格的に作るには、WindowsまたはMacのパソコンが必要です。
まず「遊びたい」のか「作りたい」のかを分けてください。
- 今の端末で遊べているなら、Robloxのためだけに買わなくていい
- 「パソコンで遊びたい」と「パソコンが必要」は違う
- 「ゲームを作りたい」が出てきたら購入する理由が変わる
- 2026年にはスマホ制作も始まったが、日本ではまだPCの代わりにならない
- 家にWindowsかMacがあるなら、買う前にStudioを入れてみる
- 制作目的で買うなら、プレイ用の最低スペックを基準にしない
- Studioを使うだけなら高価なゲーミングPCが必須ではない
- 迷ったら「8GB」という数字だけで機種を決めない
- 「遊ぶゲームが重いからPCが必要」は、そのゲームで判断する
- 学校用のChromebookをそのまま制作PCにできるとは限らない
- パソコンが必要か迷ったら、子どもに「何をしたいか」見せてもらう
- 最初の購入判断は3つに分けると簡単
- 出典
今の端末で遊べているなら、Robloxのためだけに買わなくていい
Robloxはパソコン専用のゲームではありません。
iPhoneやiPad、Androidのスマートフォン・タブレット、Amazon Fireタブレット、Chromebookのほか、対応するPlayStationやXboxでもプレイできます。
子どもが現在iPadでRobloxを遊んでいて、
ゲームも普通に動く。
友達とも遊べる。
画面の大きさにも困っていない。
という状態なら、「Robloxだからパソコンが必要」ということにはなりません。
パソコンに変えれば操作方法や画面の広さは変わりますが、Robloxを遊べるようにするためだけの買い替えではありません。
「今の端末では何ができなくて、パソコンなら何ができるの?」
と一度確認してみると、購入理由が見えやすくなります。
「パソコンで遊びたい」と「パソコンが必要」は違う
子どもが、
「みんなパソコンでやっている」
「キーボードでやりたい」
「大きな画面でやりたい」
と言う場合もあります。
これはパソコンが必要というより、「パソコンの方で遊びたい」という希望です。
もちろん、パソコン操作を覚える、キーボードやマウスに慣れる、学校の調べものにも使う、といった別の目的があるなら購入する意味はあります。
ただし、それは「Robloxがスマホでは遊べないから買う」という話とは分けた方がよいでしょう。
今ある端末で不満なく遊べている家庭なら、PC購入は必須の出費ではありません。
「ゲームを作りたい」が出てきたら購入する理由が変わる
子どもが、
「自分でもゲームを作ってみたい」
「こんなオビーを作りたい」
「友達に遊んでもらえるゲームを作りたい」
と言い始めたら、パソコンを用意する理由がはっきりしてきます。
Robloxで本格的なゲームを作るソフトが「Roblox Studio」です。
Studioは無料ですが、WindowsとMac向けのソフトです。
つまり、スマートフォンやiPadで普段Robloxを遊んでいても、同じ端末へStudioを入れて制作することはできません。
Chromebookも、Robloxを遊ぶことはできますがStudio制作には使えません。
「安いノートなら何でもいい」と考えてChromebookを買ってしまうと、遊べても目的だったゲーム制作ができないことがあります。
制作目的なら、ここは購入前に必ず確認したいところです。
2026年にはスマホ制作も始まったが、日本ではまだPCの代わりにならない
2026年にはRobloxアプリから人工知能へ文章で指示してゲームを作れる「Build」という新しい制作機能も登場しました。
そのため、
「これからはスマホだけで作れるのでは?」
と思うかもしれません。
ただし、2026年9月時点の公開ベータはニュージーランド、セルビア、シンガポールが対象です。
日本で子どもが今から普通にゲーム制作を始めるなら、WindowsまたはMacのRoblox Studioを基準に考える方が確実です。
さらにBuildは、簡単なゲームの土台を作る新しい入口です。
細かく編集して本格的に作り込む環境として、Roblox自身もStudioとの連携を進めています。
現時点では「スマホ制作が発表されたからパソコンはもう不要」と判断する段階ではありません。
家にWindowsかMacがあるなら、買う前にStudioを入れてみる
子どもが「ゲームを作りたい」と言っただけで、専用パソコンを買う必要もありません。
家にWindowsまたはMacがあるなら、まずそこで試せます。
Roblox Studio自体は無料です。
子どものRobloxアカウントでログインして、テンプレートを開き、ブロックを置いたり地形を変えたりできます。
ここで数日触って、
「もっと作りたい」
となるのか。
一度触って満足するのか。
実際に試してから専用PCを考えられます。
パソコン購入を「ゲーム制作を始めるための最初の手順」にする必要はありません。
家に使えるパソコンがあるなら、「無料でStudioを試す」が先です。
制作目的で買うなら、プレイ用の最低スペックを基準にしない
ここはかなり重要です。
Roblox公式のプレイヤー向け必要条件を見ると、Windowsではメモリ1GB以上など、かなり低い数字が書かれています。
この数字だけを見れば、
「ものすごく安いパソコンでもいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、それはRobloxをプレイする側の動作条件です。
ゲームを作るRoblox Studioには別の推奨条件があります。
Studioでは現在、
Windows 11またはmacOS 14以降。
メモリ8GB。
画面解像度1600×900以上。
が推奨されています。
制作目的で新しく買うなら、「Robloxが起動する最低条件」ではなく、「Studioの推奨条件を満たしているか」を先に見てください。
Studioを使うだけなら高価なゲーミングPCが必須ではない
「ゲームを作るならゲーミングPCが必要」と考える親もいるかもしれません。
しかし、Roblox Studioの公式推奨条件には、特定の高性能グラフィックボードを必須とする記載はありません。
メモリは推奨8GBです。
また、Robloxをプレイする場合についても、公式は比較的新しいノートパソコンなら、CPUに内蔵されたグラフィック機能を使う構成を快適動作の目安の一つとして挙げています。
そのため、
「Roblox Studioを始める」
=
「最初から高額なゲーミングPCを買う」
とは考えなくてよいでしょう。
子どもが作るものが大規模になったり、Roblox以外の3D制作や別のゲームもしたくなったりしたときに、必要な性能を改めて考える方法もあります。
迷ったら「8GB」という数字だけで機種を決めない
Studioの公式推奨メモリは8GBですが、
「8GBならどんなパソコンでも同じ」
という意味ではありません。
Studioでは画面解像度について1600×900以上という推奨もあります。
また、古い中古機ではWindowsの対応状況も確認する必要があります。
そのため、制作目的で候補を探すときは、
WindowsならWindows 11が使えるか。
MacならStudioの推奨OSを満たしているか。
メモリはStudioの推奨8GB以上か。
画面解像度は1600×900以上か。
という順で確認すると分かりやすくなります。
特定のCPU名やグラフィックボード名から先に選ぶ必要はありません。
「遊ぶゲームが重いからPCが必要」は、そのゲームで判断する
Robloxは一つのゲームではありません。
ユーザーが作った多数のゲームが集まっているプラットフォームです。
そのため、軽いゲームもあれば、画面に多くの人や物が表示されるゲームもあります。
同じ端末でも、遊ぶゲームによって動作の重さは違います。
現在のタブレットで特定のゲームだけカクカクする場合、
「Roblox全部にこの端末は使えない」
とは限りません。
逆に、高画質のゲームや大人数のゲームを頻繁に遊び、現在の端末では何度も動作に困っているなら、より余裕のある端末へ変える理由になります。
この場合も、「Robloxだから買う」ではなく、「実際に遊びたいゲームが今の端末では快適に動かないから買う」という判断です。
学校用のChromebookをそのまま制作PCにできるとは限らない
子どもが学校でChromebookを使っていると、
「同じような安いChromebookを家にも買えばいい」
と思うことがあります。
Roblox自体は対応するChromebookでもプレイできます。
ただし、Chromebookで動くRobloxはAndroid版アプリを使う形で、Roblox Studioは動きません。
ゲーム制作まで考えている場合には、WindowsまたはMacを選ぶ必要があります。
パソコンの見た目が同じだからといって、できることまで同じではありません。
「子ども用だから安いChromebook」という選び方は、Robloxを作りたい家庭では注意が必要です。
パソコンが必要か迷ったら、子どもに「何をしたいか」見せてもらう
「作りたい」と言っていても、親と子で意味が違う場合があります。
子どもは、
ゲーム内で自分の家を作りたい。
アバターを作りたい。
既存ゲームの中で建築したい。
という意味で「作る」と言っているかもしれません。
これは必ずしもRoblox Studioでゲーム開発をしたいという意味ではありません。
一方、
Studioを使って自分のゲームを作りたい。
プログラムを書きたい。
自分の作ったゲームを友達に遊ばせたい。
という話ならPC購入の意味が出てきます。
「何を作りたいの?」
と聞いて、YouTubeなどで見た画面を見せてもらうのも一つです。
そこにRoblox Studioの編集画面が出ているなら、WindowsまたはMacが必要な制作へ進みたい可能性が高いでしょう。
最初の購入判断は3つに分けると簡単
今あるスマートフォンやタブレットで普通に遊べていて、今後も遊ぶだけなら、RobloxのためだけにPCを買う必要はありません。
遊びに加えて、学校の課題、タイピング、調べものなどにもパソコンを使わせたいなら、Robloxとは別の目的も含めて購入を考えます。
そしてRoblox Studioで自分のゲームを作りたいなら、WindowsまたはMacを用意する理由が明確になります。
この場合も最初から高額なゲーミングPCへ進まず、家に対応PCがあれば無料のStudioを試し、購入するならStudioの推奨条件を基準にします。
「ロブロックスをしているからPCを買う」ではなく、
「遊ぶだけではできない何をしたいからPCを買うのか」
まで確認する。
これが、子どものRoblox用パソコンを買うか迷ったときの一番分かりやすい境界です。
出典
Roblox Support|Computer Hardware & Operating System Requirements
パソコン版Robloxの対応OS、ハードウェア、インターネット要件を確認した公式資料。
Roblox Creator Hub|Roblox Studio setup
Studioの対応OS、メモリ、画面解像度を確認した公式資料。
Roblox Creator Hub|Frequently asked questions
プレイとゲーム制作で必要な端末が異なることを確認した公式教育資料。
Roblox Support|Robloxモバイルのシステム要件
iPhone、iPad、Android、Amazon Fireでプレイできる条件を確認した公式資料。
Roblox Support|Chromebook: Troubleshooting
ChromebookではAndroid版Robloxを使用することを確認した公式資料。
Roblox Support|PlayStation FAQ
PlayStation 4・5でRobloxを利用できることを確認した公式資料。
Roblox Support|What can I do on Roblox on Xbox?
XboxでのRobloxプレイについて確認した公式資料。
Roblox|RDC 2026: The World Needs More Play
モバイル向け制作機能Buildの2026年9月時点の公開地域を確認した公式発表。
Roblox|The Global Impact of Creation on Roblox
Buildがニュージーランド、セルビア、シンガポールで公開ベータ中であることを確認した公式発表。

