ロブロックスで年齢確認を求められた|子どもに顔撮影させる前に確認すること

子どもから、

「ロブロックスで顔を撮らないといけない」

「年齢確認しないとチャットできない」

と言われると、保護者としてはそのまま進めてよいのか迷うところです。

2026年現在、ロブロックスではチャットなど一部の機能を利用するために年齢確認が必要になっています。

ただし、ロブロックスで遊ぶ人全員が、今すぐ顔を撮影しなければならないという意味ではありません。

最初に確認したいのは、

「なぜ年齢確認を求められているのか」

です。

子どもが使いたいのがチャットなど年齢確認の必要な機能なのか、それとも普通にゲームを遊びたいだけなのか。

ここによって、顔撮影へ進むかどうかの判断が変わります。

年齢確認しないとロブロックス自体が遊べないわけではない

2026年からロブロックスでは、他のユーザーとチャットするために年齢確認が必要になりました。

年齢確認によって、

5~8歳
9~12歳
13~15歳
16~17歳
18~20歳
21歳以上

という年齢層に分け、年齢の大きく離れた相手とのチャットを制限する仕組みです。

そのため、子どもが今まで使えていたチャットを開こうとして、突然「年齢を確認してください」と表示されることがあります。

ここで、

「顔を撮らないとロブロックスが使えなくなる」

と考える必要はありません。

年齢確認自体は任意です。

ただし、年齢確認をしなければ、チャットや「信頼できる友達」など年齢確認を前提とする一部の機能が利用できません。

子どもがゲームを遊ぶだけでチャットを必要としていないなら、顔撮影を急いで行う必要はありません。

逆に、学校の友達などとロブロックス内でチャットしたいのであれば、年齢確認をするかどうかを親子で考える段階になります。

顔を撮っているのは「本人確認」ではなく年齢を推定するため

ロブロックスで表示される「自撮りで続ける」は、正式には「顔年齢推定」という仕組みです。

スマートフォンなどのカメラを使って顔の画像や動画を撮り、顔の特徴からおおよその年齢を推定します。

運転免許証のように、

「この人は○○さん本人である」

と名前を確認することが主目的ではありません。

顔から年齢を推定し、どの年齢層に入るかを判定するためのものです。

実際の処理には、RobloxだけではなくPersonaという外部の年齢・本人確認サービスが使われています。

そのため、「ロブロックスの画面で顔を撮るだけ」と考えるのではなく、第三者サービスによって顔の画像・動画が処理される仕組みだと理解したうえで進めるほうがよいでしょう。

子どものアカウントで親の顔を撮ってはいけない

ここは顔撮影を始める前に特に確認したいところです。

子どもがうまく撮影できないからといって、保護者が代わりにカメラの前へ出てはいけません。

Roblox公式も、子どもの年齢確認をするときは子ども本人をカメラの前に置き、保護者はカメラの範囲から外れるよう案内しています。

なぜなら、確認しているのは「そのアカウントを使っている人の年齢」だからです。

たとえば10歳の子どものアカウントで40代の保護者が撮影すると、そのアカウントが大人の年齢層として判定される可能性があります。

すると、

「子どもを安全にするための年齢確認」

だったはずが、

「子どものアカウントが大人として扱われる」

という逆の状態になりかねません。

保護者がやるのは、自分の顔で代わりに年齢確認することではありません。

必要であれば自分の保護者用アカウントを作り、子どものアカウントと連携して許可や設定を行います。

日本では13歳未満なら先に保護者の同意が必要

日本では、13歳未満の子どもが年齢確認を行う場合、保護者の同意が必要です。

子どもの画面に年齢確認が表示されたからといって、子どもだけでそのまま進める仕組みではありません。

子どものアカウントから保護者のメールアドレスを登録し、保護者用のRobloxアカウントを作成して子どものアカウントと連携します。

そのうえで保護者が許可すると、子どもが年齢確認へ進めるようになります。

先に保護者アカウントを連携しておくことには、もう一つ意味があります。

顔から推定された年齢が実際と違っていた場合、連携した保護者が子どもの生年月日を修正できるからです。

Robloxでは、保護者が子どもの生年月日を修正できる回数は1回とされています。

「とりあえず撮影して、間違っていたら何度でも直せばいい」という仕組みではありません。

顔撮影をすればチャットがすべて自由になるわけでもない

年齢確認は、チャットを自由にするための解除ボタンではありません。

むしろ反対で、

「何歳くらいのユーザーなのかを確認し、その年齢に合った制限をかける」

ために使われます。

たとえば9歳未満の場合、年齢確認を行っただけではチャットが自由に使えるようになるわけではありません。

保護者が通信設定からチャットを許可する必要があります。

9~12歳でも、年齢や保護者設定に応じた範囲で利用します。

つまり、

年齢確認をする
↓
年齢層が決まる
↓
その年齢層に応じた機能や制限が適用される

という順番です。

「年齢確認=子どもの制限を外す手続き」と考えないほうがよいでしょう。

撮影した顔の画像や動画はどうなる?

子どもの顔を撮るとなれば、保護者が一番気になるのはデータの扱いでしょう。

Robloxは、顔年齢推定に使用した画像や動画について、処理完了後に削除すると説明しています。

顔年齢推定を担当するPersonaが自撮り形式の動画を処理し、Robloxはこの年齢推定で使用される生体認証データを受信・保存しないとしています。

PersonaのRoblox向けプライバシーポリシーでも、年齢確認では処理が終了して結果が出た後に個人データを自動削除する設定を基本としています。

ただし、

「顔の画像が削除される」

ことと、

「年齢確認をした事実まで何も残らない」

ことは同じではありません。

年齢確認後にはアカウントが年齢層に分類され、その結果に応じてチャットなどの機能が変わります。

保護者としては、「顔写真そのものの扱い」と「年齢確認結果がアカウントに反映されること」を分けて考えると分かりやすくなります。

12歳以下と判定されるとメールアドレスなどが削除される場合がある

もう一つ、撮影前に知っておきたい点があります。

Roblox公式によると、顔年齢推定によって5~8歳または9~12歳と判断された場合、メールアドレスや電話番号を含む一部の個人データがRobloxから削除されます。

そのため、年齢確認は、

「顔を撮ってチャットを使えるようにするだけ」

の手続きではありません。

年齢区分が変更されれば、その年齢に合わせてアカウントの扱いそのものが変わることがあります。

特に、実年齢とは違う生年月日でアカウントを作っていた場合は、この点を理解してから進めたほうがよいでしょう。

顔年齢推定が間違うことも考えておく

顔から年齢を推定する仕組みは、誕生日を読み取っているわけではありません。

Roblox自身も、年齢が誤って推定される場合があることを前提に修正方法を用意しています。

たとえば12歳と13歳、15歳と16歳のように年齢区分の境目にいる子どもでは、判定された年齢層によって利用できる機能が変わる可能性があります。

13歳以上なら、政府発行の写真付き本人確認書類を使って年齢を確認し直す方法があります。

18歳未満で保護者アカウントが連携されている場合は、保護者側から子どもの生年月日を修正できる場合もあります。

また、13歳以上として登録していたアカウントが顔年齢推定で13歳未満と判断された場合は、すぐに変更されるのではなく、48時間の猶予期間が設けられています。

撮影する前に保護者アカウントを連携しておく意味は、ここにもあります。

顔を撮りたくなければ本人確認書類にすればいい?

13歳以上なら、顔年齢推定の代わりに政府発行の本人確認書類を使う方法もあります。

ただし、

「本人確認書類なら顔を撮影しなくて済む」

という意味ではありません。

本人確認書類による確認では、パスポートや在留カードなどの写真付き書類を読み取り、さらにカメラで本人の顔を撮影して、書類の人物と同じ人か確認します。

つまり、

顔だけで年齢を推定する方法

と、

本人確認書類+顔写真で確認する方法

の違いです。

顔データの提供をできるだけ少なくしたいという理由だけで本人確認書類を選ぶなら、こちらも何を提出するのか確認してから決めたほうがよいでしょう。

また、本人確認書類による方法を利用できるのは13歳以上です。

13歳未満の子どもが「顔撮影は嫌だけれど、本人確認書類だけ出したい」という選択はできません。

顔撮影をしないという選択もある

子どもから、

「みんなやっている」

「やらないと困る」

と言われても、すぐに撮影する必要はありません。

まず聞きたいのは、

「何をしたいから年齢確認が必要なの?」

です。

チャットを使いたいのであれば、年齢確認が必要です。

一方、チャットを使わずゲームを遊ぶことが目的なら、顔年齢推定を行わない選択もできます。

年齢確認をするかどうかは、

顔を撮ること自体に抵抗があるか

だけでなく、

その機能を子どもに使わせたいか

とセットで判断するものです。

「顔を撮って大丈夫か」だけを考えていると、そもそも何のために撮影するのかが抜けてしまいます。

顔撮影へ進む前に親が判断したいこと

子どもの画面に年齢確認が表示されたら、最初にその画面が何の機能を使うために表示されたのかを確認します。

チャットを使わないのであれば、そこで止めることもできます。

チャットを使わせたい場合は、子どものアカウントに正しい生年月日が登録されているかを確認します。

13歳未満なら、先に保護者アカウントを作って連携し、保護者自身が内容を確認したうえで許可します。

実際に撮影するときは、必ず子ども本人をカメラの前に置きます。

そして、顔画像・動画は年齢推定のため外部事業者Personaで処理され、Robloxは処理後に削除すると説明していることまで理解したうえで進めます。

ここまで確認して、

「チャットを使わせたいので年齢確認をする」

と決めるなら、顔撮影をする目的もはっきりします。

逆に、

「ゲームだけできればいい」

という家庭なら、無理に年齢確認する必要はありません。

まとめ|顔を撮るかより先に「何のための年齢確認か」を見る

ロブロックスで突然顔撮影を求められても、すぐに許可する必要はありません。

2026年現在、顔年齢推定は主に、チャットなど年齢に応じて利用者を分ける必要がある機能のために使われています。

確認する順番は、

「ロブロックスを続けるために必要なのか」

ではなく、

「子どもが使いたい機能に必要なのか」

からです。

チャットを使いたいのであれば年齢確認が必要です。

日本で13歳未満なら保護者の同意が必要で、実際に撮影するのは子ども本人の顔です。

保護者の顔で代わりに認証してはいけません。

また、画像や動画が処理後に削除されること、年齢の推定結果によってアカウントの年齢区分や利用できる機能が変わること、誤判定時の修正方法にも制限があることまで確認してから進めるとよいでしょう。

「顔を撮っても安全なのか」だけでは答えは決まりません。

その機能を子どもに使わせたいのか。

そこから決めるのが、顔撮影前の最初の判断です。

出典

Roblox|Robloxの年齢確認について

Roblox|より安全なチャットのための顔の年齢推定

Roblox|Robloxの顔データの収集に関するプライバシー通知

Roblox|プライバシーおよびクッキーポリシー

Roblox Corporation|全世界のユーザーを対象にチャット利用時の顔年齢確認システムを導入

Persona|Privacy Policy – Roblox(Roblox向け年齢・本人確認データの取扱方針)