ロブロックスで遊んでいる子どもから、
「自分でもゲームを作れるの?」
「ゲームを作ったらロバックスをもらえるの?」
「これでお金を稼げるの?」
と聞かれることがあります。
結論からいうと、子どもでもロブロックスでゲーム作りを始めることはできます。
作ったゲームからロバックスを得られる仕組みもあります。
ただし、「ゲームを作れる」と「現金を稼げる」は同じではありません。
ロブロックスでは、
作る
↓
公開する
↓
作品からロバックスを得る
↓
条件を満たして現金に換える
という段階があります。
子どもがどこまでできるのかを見るときは、この4つを分けて考えると分かりやすくなります。
ロブロックスは遊ぶ人がそのまま作る人にもなれる
一般的な家庭用ゲームでは、ゲーム会社が作ったものをユーザーが遊びます。
ロブロックスは、この関係が少し違います。
普段遊んでいるユーザー自身がゲームを作り、ほかのユーザーに遊んでもらうことができます。
制作に使うのが「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」です。
これはロブロックス公式の無料のゲーム制作アプリで、WindowsやMacのパソコンで利用できます。
最初は地面や建物などを置いて3Dの空間を作るところから始められます。
さらに、「ボタンを押したらドアが開く」「敵に触れたらダメージを受ける」といった動きを付ける場合は、プログラムを書くこともできます。
つまり、
「ゲームが好きだから遊ぶ」
だけだった子どもが、
「こんなゲームがあったら面白そう」
と自分で作る側へ移れるのが、ロブロックスの大きな特徴です。
小学生でもゲームは作れる?
「小学生にはゲーム制作なんて難しいのでは」と思うかもしれません。
しかし、実際には小学生向けのプログラミング教室でもRoblox Studioが教材として使われています。
最初から高度なプログラムを書く必要はありません。
用意されたゲームのひな型を使ったり、床や壁を置いたり、迷路を作ったりするところから始められます。
慣れてきたら、キャラクターの動きやゲームのルールを自分で作っていくことができます。
そのため、
「子どもだから作れない」
というサービスではありません。
ただし、スマートフォンでロブロックスを遊ぶことと、パソコンでRoblox Studioを使ってゲームを作ることは別です。
遊ぶのが好きだから、そのまますぐゲーム開発もできるとは限りません。
まず「自分で何か作ることを楽しめるか」を見る段階があります。
作っただけでは、まだ誰かに遊んでもらえるわけではない
ここは「ロブロックスでは子どもでもゲームを公開できる」という説明だけでは分かりにくいところです。
Roblox Studioでゲームを作ってRobloxへ保存しても、最初は基本的に非公開です。
つまり、
「作った」
と
「世界中の人が遊べる」
の間にも一段階あります。
2026年現在、ゲームを一般ユーザー向けに公開するには、年齢確認やゲーム内容に関する申告などの条件があります。
さらに、子ども向けを含む幅広い年齢へゲームを届ける場合には、ログインを二重に確認する「二段階認証」など、追加の条件もあります。
そのため、子どもがRoblox Studioを触り始めた時点で、
「これを公開すれば世界中からお金が入る」
と考えるのは早すぎます。
最初は自分だけで動かして遊ぶ。
次に家族や友達に試してもらう。
その先に一般公開があります。
制作と公開を分けて考えたほうが、実際の流れに近くなります。
公開しただけでもロバックスが入るわけではない
ゲームを一般公開したとしても、それだけで自動的にロバックスが入るわけではありません。
次の段階が「収益化」です。
たとえば、自分のゲームの中で特別な能力やアイテムを販売したり、一度購入すると特典が使える「パス」を販売したりできます。
月ごとに特典を提供する仕組みや、有料で入れるゲームを作る方法もあります。
また、プレイヤーがゲームを利用した状況などによって、クリエイターへロバックスが支払われる仕組みもあります。
つまり、
ゲームを作った
↓
公開した
↓
人が遊びに来た
↓
そのゲームの中で収益が生まれた
という流れです。
「公開ボタンを押せば稼げる」のではありません。
人が遊び続けたいと思うゲームを作り、その中で収益が発生する仕組みが使われて初めて、作る側へロバックスが入ってきます。
ロバックスをもらった=現金を稼いだ、ではない
ここが一番間違えやすいところです。
ロブロックス内で使われるお金は「Robux(ロバックス)」です。
ゲームを作ったクリエイターも、自分の作品からロバックスを得ることがあります。
しかし、
「1000ロバックス持っている」
ことと、
「1000ロバックス分の現金を稼いだ」
ことは同じではありません。
ロバックスには、現金化の対象になるものとならないものがあります。
たとえば、自分で購入したロバックスを「今度は現金に戻そう」と考えても、クリエイター向けの現金化には使えません。
人からプレゼントとして受け取ったロバックスも同じです。
現金化の対象になるのは、ゲームやアイテムなど、自分がロブロックス上で価値を作った結果として得た「獲得ロバックス」です。
そのため、子どもの画面にロバックス残高が表示されていても、残高だけを見て「これだけ稼いだ」と判断することはできません。
13歳未満は「作れる」と「現金化できる」が分かれる
「小学生でも稼げる」という説明を見るときに、特に確認したいのが年齢です。
ゲーム作りそのものは、13歳になるまで待つ必要はありません。
子どもでもRoblox Studioを使って制作を始められます。
一方、獲得したロバックスを現実のお金に換える公式制度「Developer Exchange」、略して「DevEx(デベロッパー・エクスチェンジ)」には年齢条件があります。
DevExを利用できるのは13歳以上です。
つまり、13歳未満なら、
ゲームを作る
↓
条件を満たして公開する
↓
作品からロバックスを得る
ところと、
そのロバックスを現金化する
ところを同じに考えてはいけません。
「子どもでもゲームを作ってロバックスを得られる可能性がある」と「子どもなら何歳でも現金収入を受け取れる」は別の話です。
13歳になれば、すぐ現金化できるわけでもない
13歳以上になれば自動的に現金化できるわけではありません。
2026年現在、DevExでは少なくとも3万以上の「獲得ロバックス」が必要です。
メールアドレスの確認や、Robloxの利用規約・コミュニティ基準を守っていることなど、ほかの条件もあります。
現在の標準交換レートでは、3万獲得ロバックスが114米ドルに相当します。
ここで注意したいのは、3万ロバックスを買えば114米ドルとして引き出せる、という意味ではないことです。
必要なのは、自分の作品などによって獲得した3万ロバックスです。
つまり現金化の入り口に立つまでにも、
作品を作る
↓
人に遊んでもらう
↓
収益を生む
↓
獲得ロバックスを積み上げる
という過程があります。
「ゲームを1本作ればすぐお小遣いになる」という仕組みではありません。
未成年なら、保護者が「代わりに換金」すればよいわけでもない
実際にDevExで現金化する段階になると、さらに現実の手続きが入ってきます。
DevExでは、アカウント所有者の本名を使って申請し、支払い方法や税務情報を登録します。
日本など米国外から参加する人の場合は、米国の税務上、非米国人であることを示す書類も必要になります。
銀行口座を使う場合、その名義についても登録情報との一致が求められます。
そのため、
「子どものアカウントで稼いだから、換金するときだけ親の名前を入れればいい」
という単純な仕組みではありません。
まだゲームを作り始めた段階で税金や換金手続きを心配する必要はありません。
しかし、実際に大きな収益が発生するようになったら、保護者も一緒に確認する段階に入ったと考えたほうがよいでしょう。
ゲーム以外のものを作って稼ぐ方法もある
ロブロックスで作れるものはゲームだけではありません。
キャラクターが身につける服やアクセサリーなどを作って販売する方法もあります。
ただし、こちらも「作ればそのまま自由に販売できる」わけではありません。
2026年現在、アバター向け商品をマーケットプレイスで販売するには、本人確認または保護者アカウントとの連携、有料会員、出品に必要なロバックスなどの条件があります。
そのため、子どもが「服を作って売りたい」と言った場合は、
作るところまでやりたいのか、
実際に販売までしたいのか
を分けて考えます。
ゲーム制作と同じで、「作る」と「商売として売る」の間に条件があります。
親が最初から「稼げるか」で判断しなくてもいい
子どもがロブロックスでゲームを作りたいと言い出したとき、
「本当に稼げるの?」
だけで始めるかどうかを決める必要はありません。
最初の段階では、収益よりも、
遊んでいたゲームを自分で作ってみる
↓
思ったように動かない
↓
原因を探す
↓
直す
↓
誰かに遊んでもらう
という経験のほうが大きいでしょう。
その先で、
「もっと人に遊んでもらいたい」
「ゲーム内にアイテムを作ってみたい」
「実際にロバックスが入ってきた」
となったら、初めて収益化について詳しく考えればよいわけです。
逆に、最初から「ロブロックスで稼がせよう」と高額な教材やスクールを契約する必要があるわけでもありません。
Roblox Studio自体は無料です。
まず自宅で触ってみて、「遊ぶだけでなく作ることにも興味がある子なのか」を見ることができます。
「子どもでも稼げる?」への答えは年齢と段階で変わる
ロブロックスでは、子どもでも遊ぶ側から作る側へ移ることができます。
ただし、
「作れる」
「公開できる」
「ロバックスを得られる」
「現金として受け取れる」
は、それぞれ別です。
特に13歳未満の場合、ゲーム制作ができることとDevExで現金化できることを一緒にしてはいけません。
13歳以上でも、現金化には3万以上の獲得ロバックスなどの条件があります。
そのため、子どもから「ロブロックスで稼げるらしい」と言われたら、まず聞きたいのは金額ではありません。
「何を作りたいの?」
です。
ゲームを作りたいなら、まず無料のRoblox Studioで一つ作品を作ってみる。
公開したくなったら公開条件を確認する。
人に遊んでもらえるようになったら収益化を考える。
実際に獲得ロバックスが増えてきたら、現金化の条件を確認する。
ロブロックスの特徴は、遊ぶことの先に「作る」があり、さらにその先に「稼ぐ」があることです。
最初から全部を同じものとして考えず、一段ずつ進めると仕組みを理解しやすくなります。
出典
Roblox Creator Hub|Roblox Studioのセットアップ
Roblox Creator Hub|Create and publish games and places(ゲームの作成・公開条件についての公式資料)
Roblox Creator Hub|あなたの創造性をロブロックスで収入に変えよう
Roblox Creator Hub|ゲームを収益化する
Roblox Creator Hub|Roblox Developer Exchange Program
Roblox Support|開発者エクスチェンジ(DevEx)の概要、提出方法、要件
Roblox Support|開発者エクスチェンジ-ヘルプと情報ページ
Roblox Support|納税およびDevExポータル(Tipalti)についての情報
Roblox Creator Hub|Marketplace policy(アバター商品を販売する際の公式ルール)

