ロブロックス(Roblox)は、アプリを入れてアカウントを作り、多くのゲームで遊ぶところまでは無料です。
「無料でダウンロードしたのに、ゲームの中に値段のようなものがたくさん出てくる」と戸惑う保護者もいるでしょう。
ここで知っておきたいのは、ロブロックスには「現実のお金」と「ロバックス」という2種類のお金が出てくることです。
そのため、画面上で何かを購入したように見えても、その瞬間にクレジットカードへ請求されたとは限りません。
逆に、ロバックスを買わなくても現実のお金を直接支払うサービスもあります。
どこからお金がかかるのかを、「何をしたときに何が減るのか」で整理します。
ロブロックスは無料で始められる
ロブロックスそのものを始めるために、最初から利用料金を払う必要はありません。
アカウントの作成、アプリのダウンロード、多くのゲームへの参加は無料です。
ゲームを作るための「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」も無料で利用できます。
つまり、子どもから「ロブロックスをやりたい」と言われたとき、アプリを入れただけで料金が発生するわけではありません。
ただし、遊んでいる途中には有料のアイテムや機能が表示されます。
無料ゲームなのにお金の話が頻繁に出てくるのは、このためです。
まず知っておきたい「円」と「ロバックス」の違い
ロブロックスのお金の仕組みは、2段階になっていると考えると分かりやすくなります。
まず、現実のお金を使って「Robux(ロバックス)」というロブロックス内の通貨を買います。
そのロバックスを使って、アバターの服、ゲーム内アイテム、特別な機能などを購入します。
たとえば、以前に購入したロバックスがアカウントに残っている場合、その残高で100ロバックスの商品を買っても、その場で新たに100円や数百円がクレジットカードへ請求されるわけではありません。
減るのは、持っていたロバックスです。
ここが、保護者にとって最も分かりにくいところです。
「子どもがゲーム内で何か買った」
と
「新たに現実のお金が支払われた」
は、必ずしも同じではありません。
どこから実際のお金がかかる?
現在のロブロックスでは、大きく分けて次のようになります。
| 操作 | 新しく現実のお金が動く? | ロバックスが減る? |
|---|---|---|
| アプリを入れる | いいえ | いいえ |
| アカウントを作る | いいえ | いいえ |
| 無料ゲームで遊ぶ | いいえ | いいえ |
| ロバックスを購入する | はい | 増える |
| 手持ちのロバックスでアイテムを買う | 通常はいいえ | はい |
| ロバックスでゲーム内特典を買う | 通常はいいえ | はい |
| Roblox Plusに加入する | はい | プランによる |
| 現地通貨で有料ゲームへ入る | はい | 使わない場合がある |
| ロバックス払いの定期購入を続ける | 新たな現金決済とは限らない | 毎月減る |
つまり、「ロバックスという表示が出た=その瞬間にカード請求」というわけではありません。
逆に、「ロバックスという表示がない=無料」とも限りません。
一番多いのは、ロバックスを買うところでの課金
子どもが普通に遊ぶ場合、現実のお金がかかる代表的な場面はロバックスを購入するときです。
購入したロバックスは、たとえば次のようなものに使われます。
アバターの服やアクセサリー、ゲーム内の武器や乗り物、特別な能力、ゲーム内通貨、特定エリアへの入場などです。
「ゲームパス」と表示されるものもあります。
これは、そのゲームの中で使える特別な権利や機能を、基本的には一度ロバックスを払って購入する仕組みです。
一方、回復アイテムやゲーム内通貨など、何度でも買える商品もあります。
ロブロックスではゲームごとに運営者が異なるため、「ロブロックスに一度課金したら全部使える」という仕組みではありません。
あるゲームで買った特典が、別のゲームでも使えるとは限りません。
ロバックスを使わなくてもお金がかかる場合がある
「ロブロックスの課金=ロバックスを買うこと」と覚えてしまうと、現在は少し不正確です。
2026年4月からは「Roblox Plus(ロブロックス・プラス)」という月額の有料サービスが始まっています。
これはロブロックスを無料で遊ぶために必要なものではありません。
割引やプライベートサーバーなど、追加の特典を利用したい人向けのサービスです。
以前あった「Roblox Premium(ロブロックス・プレミアム)」は、2026年4月30日で新規申し込みが終了しています。すでに加入している人は継続できますが、これから始める人が「プレミアムに入らないと遊べない」と考える必要はありません。
また、一部のゲームではゲームへ入ること自体に料金を設定できる「有料アクセス」もあります。
ロバックスで支払うものだけでなく、パソコンのウェブ版では現地通貨による1回払いの有料アクセスも用意されています。
そのため、現在は「現実のお金がかかるのはロバックスを買うときだけ」とは言い切れません。
「1回買っただけ」のつもりでも毎月減るものがある
もう一つ注意したいのが、自動更新です。
ロブロックスには、1回買えば終わる商品だけでなく、継続して料金が発生する仕組みもあります。
たとえば有料のプライベートサーバーは、ゲームの運営者が設定したロバックスが毎月自動的に残高から引かれる場合があります。
ゲーム内にも、毎月特典を受け取れるサブスクリプションがあります。
日本では、公式ドキュメント上、ゲーム内サブスクリプションの現地通貨払いは現在提供されていませんが、ロバックスで自動更新されるものがあります。
そのため、親が確認するときは「いくら使ったか」だけでなく、「1回だけの購入か、毎月続くものか」も見る必要があります。
「無料で遊んで」と言うなら、ロバックス残高も確認する
子どもに「課金しないで遊んでね」と伝えただけでは、親子で意味がずれることがあります。
子ども側は、
「新しくロバックスを買っていないから課金していない」
と考えるかもしれません。
しかし、アカウントに以前買ったロバックスが残っていれば、その残高でアイテムを購入できます。
新しいカード請求は起きなくても、以前お金を払って買ったロバックスは減っています。
そのため、家庭で「無料で遊ぶ」と決めるなら、
「新しくお金を払わない」
だけなのか、
「持っているロバックスも使わない」
のかを分けて考えたほうが分かりやすくなります。
ギフトカードでもらったロバックスについても同じです。
購入時に子どものカードから請求されていなくても、無料で生まれたお金というわけではありません。
無課金でも遊べる?
ロブロックスは、課金しなければ遊べないサービスではありません。
無料で参加できるゲームは数多くあり、友達と一緒に遊ぶこともできます。
有料アイテムがあるゲームでも、それを買わなければゲームそのものができないとは限りません。
一方で、特別な見た目、早く進める機能、限定エリア、ゲーム内通貨などが販売されているため、遊んでいる途中で「これが欲しい」と感じる場面はあります。
つまり、
「無料では遊べないから課金する」
というより、
「無料でも遊べるが、遊んでいる途中に欲しいものが出てくる」
という仕組みに近いと考えたほうが実態を理解しやすいでしょう。
子どもが遊び始める前に見る場所
「絶対にお金を使わせたくない」という場合、ロブロックス側だけを見るのでは不十分です。
まず、そのアカウントにロバックスが残っているか、現在加入している定期購入がないかを確認します。
そのうえで、AppleやGoogle、PlayStation、Xboxなど、遊ぶ端末側の購入設定も確認します。
Robloxには保護者向けの毎月の支出制限もありますが、ギフトカードの利用には適用されず、一部のゲーム機ではRoblox側の制限だけでは管理できない場合があります。
したがって、「支出上限を設定したから絶対に課金されない」と考えるより、端末側の購入承認と組み合わせておくほうが確実です。
まとめ|無料かどうかは「何を買ったか」より「何が減ったか」で見る
ロブロックスは無料で始められ、多くのゲームをお金を払わずに遊べます。
ただし、ゲームの中にはさまざまな有料機能があります。
親が見分けるときは、
「何かを買ったか」
だけを見るのではなく、
「現実のお金が新しく支払われたのか」
「すでに持っていたロバックスが減っただけなのか」
「毎月自動的に更新される購入なのか」
を分けて考えると分かりやすくなります。
ロブロックスを始めただけでは料金は発生しません。
ただし、ロバックスの購入、Roblox Plusなどの月額サービス、一部の有料アクセスでは現実のお金が動きます。
一方、すでに持っているロバックスでゲーム内アイテムを買った場合は、その瞬間に新しいカード請求が発生しているとは限りません。
この違いまで分かっていれば、子どもが画面を見せて「これ買っていい?」と言ってきたときも、何にお金がかかるのかを判断しやすくなります。
出典
Roblox Support|Ways to Get Robux
Roblox Creator Hub|ローカル通貨での有料アクセス

