ロブロックスで子どもがロバックスを稼いだ|買ったロバックスとの違いは?

子どもがロブロックス(Roblox)でゲームを作り、

「ロバックスを稼いだ」

と言い始めることがあります。

親からすると、

「今まで買ってあげていたロバックスと何が違うの?」

「ゲームで稼いだなら、本当にお金になるの?」

というところが分かりにくいかもしれません。

まず知っておきたいのは、画面に表示されるロバックス残高だけでは判断できないことです。

買ったロバックスも、ゲーム制作で得たロバックスも、残高としては同じところに入ります。

しかしRobloxが現金化の対象として扱う「獲得済みRobux」は別に管理されています。

そのため、子どもが「5000ロバックス稼いだ」と言ったら、最初に見るのは5000という残高ではありません。

そのロバックスがどこから入ったのかです。

買ったロバックスも稼いだロバックスも、ゲーム内では使える

たとえば親が1000円分のRobuxを購入したとします。

一方、子どもが自分のゲームで商品を販売し、Robuxを得る場合もあります。

どちらもアカウントへ入ればRobux残高に加わり、Roblox内でアイテムを買ったり、ゲーム内の商品を買ったりするために使えます。

普段遊ぶだけなら、

「これは買ったRobux」

「これはゲーム制作で稼いだRobux」

と財布が二つに分かれて表示されるわけではありません。

大きな違いが出るのは、Robuxを現実のお金へ換えようとしたときです。

Robloxには「獲得済みRobux」という別の考え方がある

Robloxには、条件を満たしたクリエーターがRobuxを現実のお金へ交換できる「DevEx」という制度があります。

正式にはDeveloper Exchange、日本語では開発者エクスチェンジなどと呼ばれます。

ここで対象になるのは、持っているRobux全部ではありません。

Robloxが「Earned Robux」、日本語では「獲得済みRobux」と認めたものです。

簡単にいえば、

Roblox上で自分が何かを作り、その価値から得たRobux

が中心です。

親がお金を払って購入したRobuxを、そのまま円へ戻す制度ではありません。

ゲームで商品が売れたRobuxは「稼いだ」に近い

子どもが自分でゲームを作っている場合、たとえばゲーム内で、

特別な能力を使えるパス。

何度も購入できるゲーム内通貨やアイテム。

有料のプライベートサーバー。

ゲーム内サブスクリプション。

などをプレイヤーへ販売できます。

これらから得た収益は、規約を守って正しく運営しているゲームであれば、獲得済みRobuxになる可能性があります。

また、自分で作ったアバターアイテムをマーケットプレイスで販売した収益や、Creator RewardsというRobloxからのクリエーター向け報酬なども対象になります。

この意味では、

「自分が作ったゲームを誰かが遊び、商品を購入してRobuxが入った」

なら、親が買い与えたRobuxとは性質が違います。

売上100 Robuxなら100 Robux全部が入るとは限らない

子どもが、

「100 Robuxの商品が売れたから100 Robux稼いだ」

と言っていても、実際に手元へ入る額とは一致しない場合があります。

Robloxでは販売について手数料や収益配分があります。

また、パスなどの販売収益はすぐに使える残高へ入らず、いったん「保留中のRobux」として処理される場合があります。

そのため、

販売価格。

売上として表示された額。

実際に受け取るRobux。

現在使える残高。

を同じ数字だと思わないほうがよいでしょう。

親が買ったロバックスは現金化対象にはならない

ここが一番分かりやすい違いです。

親がクレジットカードなどで購入したRobuxは、Roblox内で使えます。

しかし、それをDevExで現金へ交換することはできません。

ギフトカードから受け取ったRobuxも同様です。

つまり、

5000円でRobuxを買う。

そのRobuxを残しておく。

後でDevExから現金に戻す。

という使い方はできません。

購入したRobuxは、Robloxの中で利用するための仮想通貨です。

プレミアムでもらったロバックスも「獲得済み」ではない

Robloxの定期購入サービスなどで、毎月Robuxを受け取る場合があります。

このRobuxもアカウントでは普通に利用できます。

しかし、月額サービスの特典として付与されたRobuxは、DevExでいう獲得済みRobuxには含まれません。

「自分でお金を払わず増えたから獲得済み」

という意味ではありません。

お金を払ったかどうかではなく、Robloxが定める入手経路で判断されます。

友達から送ってもらったロバックスも現金化できない

2026年現在、Robloxにはユーザー同士でRobuxを直接送受信する仕組みがあります。

子どもが、

「友達から100 Robuxもらった」

と言えば、本人にとっては「100 Robux増えた」ことになります。

しかし、この直接転送で受け取ったRobuxはDevExの対象ではありません。

Roblox公式も、転送で受け取ったRobuxはRoblox内で使用するためのもので、現実のお金へ交換できないと明記しています。

特に16歳未満の利用者がRobuxを送ったり受け取ったりする場合は、現在は紐づけた保護者アカウントによる承認も必要です。

つまり、

「人からもらった」

ことと、

「クリエーターとして稼いだ」

ことも別です。

限定アイテムの転売で増えたロバックスも別

限定アイテムを5000 Robuxで買い、後から8000 Robuxで売れたとします。

子どもの感覚では、

「3000 Robux稼いだ」

となります。

しかし、アイテムの取引・再販売によって得たRobuxは、DevEx上の獲得済みRobuxには含まれません。

ここも、

「Robux残高を増やせた」

と、

「現金化対象のRobuxを稼いだ」

を分ける必要があります。

トレードが上手でRobuxが大きく増えても、それだけでDevEx対象額が同じように増えるとは限りません。

グループから受け取ったロバックスは中身を見る

友達と一緒にゲームを作っている場合、ゲームをグループ所有にし、そこから子どもへRobuxが支払われることがあります。

グループから受け取ったからといって、一律に対象外になるわけではありません。

そのグループ資金が、

実際にゲームを運営した売上。

正規の商品販売。

正規のクリエーター収益。

などから得られたものであれば、獲得済みRobuxとして扱われる可能性があります。

一方、不正な方法で得たグループ資金なら対象にはなりません。

つまり、ここでも見るのは「誰から来たか」だけではなく、

「元のRobuxはどうやって発生したのか」

です。

「寄付でもらった」は何を使ったか確認する

子どもが、

「寄付ゲームでRobuxを稼いだ」

と言う場合も、現在は仕組みを確認したほうがよいでしょう。

友達や他のプレイヤーから直接Robuxを転送してもらっただけなら、その受取RobuxはDevEx対象ではありません。

一方、自分が作ったゲームやコンテンツの正規販売によって得た収益なら話が変わります。

「寄付」「売上」「もらった」という子どもの言葉では、Roblox上の入手経路まで分かりません。

取引履歴を見るのが確実です。

何で増えたかは「取引履歴」で確認する

子どもが「稼いだ」と言ったら、ブラウザ版Robloxの取引履歴を一緒に確認できます。

Robux残高を選び、「My Transactions(マイトランザクション)」を開くと、入出金を種類ごとに確認できます。

たとえば、

Robuxを購入した履歴。

PremiumでもらったRobux。

アイテムやパスを販売した履歴。

Creator Rewards。

グループからの支払い。

などを分けて確認できます。

保護者が見るなら、

「残高がいくら増えた?」

より、

「このRobuxは何の項目から入った?」

と聞くほうが分かりやすいでしょう。

現金化できる額は普通のRobux残高とは別に見る

アカウント全体のRobux残高が3万を超えたからといって、DevExできるとは限りません。

たとえば残高が30,000 Robuxでも、

20,000 Robuxは親が購入。

5,000 Robuxは限定アイテム転売。

5,000 Robuxだけゲーム制作収益。

なら、30,000すべてがDevEx対象ではありません。

獲得済みRobuxについては、Creator HubのDevEx画面から推定残高を確認できます。

ただし、この表示も最終的な換金を保証するものではありません。

RobloxはDevEx申請時に、Robuxの入手経路やアカウントの活動を審査します。

「3万ロバックス持っている」と「換金条件を満たす」は違う

2026年9月現在、DevExを利用する基本条件には、

13歳以上。

30,000以上の獲得済みRobuxを保有している。

認証済みメールアドレスがある。

DevExポータルへ登録する。

Robloxの利用規約やコミュニティ基準を守っている。

などがあります。

日本など米国外の利用者については、DevExで実際に支払いを受ける段階で税務関係の情報も求められます。

つまり、

「3万Robux貯まったから円にできる」

ではありません。

3万以上の“獲得済みRobux”があり、そのうえでDevExの条件を満たし、審査を通る必要があります。

13歳未満でもゲームを作ってロバックスを得ること自体はできる

小学生がRoblox Studioでゲームを作り、そこからRobuxを得ることはあります。

しかしDevExの申請条件は13歳以上です。

そのため、13歳未満の子どもがゲーム制作によってRobuxを得ても、その時点ですぐ現金化できるわけではありません。

Roblox内で使用することはできます。

将来13歳以上になり、DevExのほかの条件も満たしたとしても、最終的にどのRobuxが換金対象になるかはRobloxの審査によります。

「今稼いでおけば将来必ず円にできる」とまでは約束できません。

買ったロバックスを「稼いだ形」に変えることは考えない

ここまで仕組みを知ると、

「親が買ったRobuxで自分の別アカウントの商品を買えば、獲得済みRobuxに変えられるのでは?」

と考えるかもしれません。

しかし、DevExではRobuxの入手元が審査されます。

Roblox公式も、正当な利用者がいないテンプレートゲームで販売されたパスなどは獲得済みRobuxの対象外になるとしています。

さらに不正行為や制度を悪用する行為が確認されれば、DevEx自体の対象外になる可能性があります。

「どうすれば買ったRobuxを換金できるRobuxへ変えられるか」ではなく、

実際に人が遊びたいゲームや使いたいコンテンツを作り、その対価としてRobuxを得る。

そこがDevExの考え方です。

子どもが「稼げた」と言ったら、まず金額より中身を見る

初めて自分のゲームから10 Robuxでも入ったら、子どもにとっては大きな出来事です。

自分で作ったものを誰かが遊び、お金に相当するRobuxを使ってくれたという経験だからです。

ただし保護者側では、

「10 Robux=すぐ現金収入」

と考える必要はありません。

まず、

何を作ったのか。

何が売れたのか。

誰かから直接もらっただけではないか。

取引履歴には何と表示されているか。

を見るところからで十分です。

買ったRobuxも、もらったRobuxも、ゲーム制作で得たRobuxも、Roblox内では同じように残高へ入ります。

しかし現金化の入口では、出どころが違います。

「ロバックスを持っているか」ではなく、「そのロバックスをどうやって得たか」。

子どもがゲーム制作を始めてRobuxを得るようになったら、ここを分けて考えると、単なる課金と「作って稼ぐ」の違いが見えやすくなります。

出典

Roblox|獲得済みRobux、獲得済みRobux残高、DevExレート

Roblox|開発者エクスチェンジ(DevEx)の概要、提出方法、要件

Roblox|開発者エクスチェンジプログラム利用規約

Roblox|Robuxの取得方法

Roblox|Where are my Robux?(Robux残高と取引履歴の確認方法に関する公式資料)

Roblox|Sending and Receiving Robux(Robux直接送受信とDevEx対象外についての公式資料)

Roblox|バーチャル空間パス

Roblox Creator Hub|Roblox Developer Exchange Program