ロブロックスには、ゲームやアイテムなどを自分で作って正当に稼いだRobux(ロバックス)を、現実のお金に換える公式制度があります。
正式名称は「Developer Exchange(デベロッパー・エクスチェンジ)」で、略して「DevEx(デブエックス)」と呼ばれます。
ただし、この制度を利用できるのは13歳以上です。
そのため、12歳以下の子どもが自作ゲームなどからRobuxを稼いでも、今すぐ現金にはできません。
では、13歳になるまでどうすればよいのでしょうか。
基本は、親へRobuxを移したり、外部で売ったりせず、子ども本人のアカウントで「獲得済みRobux」として管理します。
重要なのは、13歳までただ待つことではありません。
13歳になったときに正規の方法で現金化を検討できる状態を残しておくことです。
- まず「稼いだRobux」と「買ったRobux」を分ける
- 13歳前に稼いだ分を、13歳になってから稼ぎ直す必要はない
- 13歳までに使ったRobuxは、後の現金化に影響する
- 全部使わせてはいけない、という意味でもない
- 親のアカウントへ移して現金化する方法は使わない
- 友達へRobuxを預けるのも同じ
- 年齢を13歳に変えて申請しない
- 稼いだ額が大きくなったら、アカウント自体を守る
- 「13歳まで放置」も避ける
- 「稼いだ証拠」を自分で保存しないと消える、という意味ではない
- 友達と作ったゲームなら、13歳までに分配方法も整理する
- 13歳になったら初めて現金化を申請できる
- 13歳になっても親の名前で申請しない
- 日本では税務情報の提出もある
- 子どもの収入でも日本の税金と無関係とは限らない
- 「13歳になれば3万Robuxで必ず114ドル」とは考えない
- 13歳になるまで親がすることは「換金」ではなく「残す・守る」
- 出典
まず「稼いだRobux」と「買ったRobux」を分ける
子どもの画面に3万Robuxあっても、その3万すべてを将来現金にできるとは限りません。
現金化の対象になるのは「獲得済みRobux」です。
少し分かりにくい言葉ですが、簡単に言えば、自分がロブロックス上で価値を作り、その対価として正当に受け取ったRobuxです。
たとえば、
自分のゲーム内の商品が売れた。
ゲームパスが売れた。
ゲーム内の定期購入から収益が出た。
自分で作ったアイテムなどが売れた。
ゲームへ利用者を集めたことによるクリエーター報酬を得た。
といったものです。
反対に、親がお金を出して購入したRobuxは対象ではありません。
ギフトカードから入れたRobuxや、通常のRobux転送でもらったRobuxも同じです。
まず親が見るのは「残高が何Robuxあるか」ではなく、「そのうち、子どもが制作によって獲得したRobuxがいくらなのか」です。
13歳前に稼いだ分を、13歳になってから稼ぎ直す必要はない
ここは親が一番気になる部分でしょう。
たとえば12歳でゲームが人気になり、3万以上の獲得済みRobuxが発生したとします。
「13歳になったら、またゼロから3万稼がないといけないの?」
ということではありません。
現在の公式規約では、現金化できる額を、アカウントが存在している間に獲得したRobuxをもとに計算します。
「13歳になった後に稼いだRobuxだけ」という条件はありません。
そのため、13歳未満のときに正当に獲得したRobuxも、13歳になった時点で必要条件を満たしていれば、現金化の審査対象になり得ます。
ただし、最終的に対象と認めるかはRobloxが申請時に審査します。
「12歳で稼いだ3万なら、13歳になれば必ず現金になる」と保証されているわけではありません。
13歳までに使ったRobuxは、後の現金化に影響する
ここは「13歳まで待てばいい」だけの記事では抜けやすいところです。
子どもが12歳で3万獲得済みRobuxに到達したとします。
その後、
「もう3万稼いだから条件達成」
と思って、Robuxをゲーム内のアイテムなどに使ってしまった。
この場合、将来の現金化可能額に影響します。
現在の規約では、アカウントがこれまで獲得したRobuxから、すでに現金化した獲得済みRobuxだけでなく、Roblox内で使った獲得済みRobuxも差し引いて現金化可能額を計算するとされています。
つまり親が見るのは、
「過去に一度でも3万を超えたか」
ではありません。
13歳になって申請するときに、現金化の対象になる獲得済みRobuxがどれだけ残っているかです。
全部使わせてはいけない、という意味でもない
13歳になるまで一切Robuxを使わせてはいけないという話ではありません。
子ども自身が稼いだRobuxですから、
ゲーム制作へ再投資する。
必要な素材などに使う。
Roblox内で欲しいものを買う。
という使い方もできます。
大切なのは、
「使えば将来現金に換えられる分が減る可能性がある」
ことを親子で理解したうえで決めることです。
たとえば、
一部はゲーム制作に使う。
一部はRoblox内で楽しむために使う。
一部は将来の現金化を考えて残す。
と分けても構いません。
ロバックスを全部「子どもの貯金」と考える必要も、全部「ゲーム内通貨だから使っていい」と考える必要もありません。
親のアカウントへ移して現金化する方法は使わない
子どもが12歳なら、
「親のアカウントにRobuxを移して、親が現金化すればいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、通常のRobux転送で受け取ったRobuxは現金化制度の対象になりません。
そのため、年齢条件を避けるために親へ送る方法は解決策になりません。
さらに、現金化の申請時にはRobloxがアカウントの活動を確認し、そのRobuxを正当な方法で獲得したかを審査します。
子どもが自分のゲームから稼いだのであれば、基本的にはその子どものアカウント上で管理しておく方が分かりやすくなります。
友達へRobuxを預けるのも同じ
「自分はまだ12歳だから、13歳以上の友達にRobuxを渡して現金化してもらう」
という方法も使いません。
通常転送で受け取ったRobuxは現金化の対象ではありません。
また、Robloxは公式制度以外の方法でRobuxを現実のお金と交換しようとする行為を、現金化制度の参加資格を失う例として挙げています。
友達へ預ける。
親へ移す。
外部サイトで売る。
PayPayなどで買い取ってもらう。
こうした「13歳まで待たずに現金へ変える方法」を探すのではなく、正規の制度を使える年齢になるまで管理します。
年齢を13歳に変えて申請しない
もう一つ避けたいのが、登録している誕生日を実際より早い日付へ変えることです。
12歳なのに、
「13歳に設定すれば申請できる」
と考えないでください。
現金化制度では、年齢を含む参加条件について虚偽の情報を使うことは問題になります。
登録している生年月日そのものが間違っている場合は、正しい情報へ修正する手続きを使います。
現金化するためだけに年齢を変えることとは別です。
稼いだ額が大きくなったら、アカウント自体を守る
数万Robuxを稼いだアカウントは、以前とは意味が変わってきます。
子どもにとってはゲームのアカウントでも、将来現金へ換えられる可能性のある価値が入っています。
そこで確認したいのがアカウントの安全対策です。
まず、メールアドレスを認証します。
現金化制度でも認証済みメールアドレスが必要です。
さらに2段階認証を設定できます。
2段階認証とは、パスワードだけでログインするのではなく、もう一つ確認を追加する仕組みです。
パスワードが漏れても、第三者にアカウントへ入られにくくできます。
パスワード。
認証コード。
バックアップコード。
これらを友達へ教えないことも確認してください。
「ゲーム制作を手伝うからログインさせて」と言われても、アカウントそのものを渡す必要はありません。
「13歳まで放置」も避ける
現金化できないなら、
「13歳になるまで何もしないで置いておこう」
と思うかもしれません。
しかし、何年も完全に放置する方法も適切ではありません。
現在の公式規約では、2年半以上、認証された状態でRobloxへログインしていないアカウントは「非アクティブ」とされ、現金化制度への参加資格を失う規定があります。
たとえば10歳でゲームが当たり、その後まったくログインせず13歳を迎える場合は注意が必要です。
普通にゲーム制作を続けたり、Robloxを利用したりしていれば、必要以上に心配する話ではありません。
ただ、「13歳まで触らない貯金箱」にする制度ではありません。
「稼いだ証拠」を自分で保存しないと消える、という意味ではない
親としては、
「将来審査されるなら、全部スクリーンショットを取らないといけないの?」
と思うかもしれません。
Roblox側にはアカウントの収益記録があります。
そのため、家庭で証明書類を自作しなければ現金化できないという制度ではありません。
ただし親自身が状況を把握するために、
どのゲームから収益が出ているか。
何を販売しているか。
友達との共同制作なら収益をどう分けているか。
現在どの程度の獲得済みRobuxがあるか。
を時々確認しておくとよいでしょう。
「5万Robuxある」と聞いていたのに、実際には購入したRobuxを含めた残高だった、という勘違いを防げます。
友達と作ったゲームなら、13歳までに分配方法も整理する
子ども一人で作ったゲームとは限りません。
友達と一緒に作ったゲームからRobuxが発生している場合は、
「誰がいくら受け取るか」
を現金化する前に整理しておきます。
Robloxのグループ所有ゲームなら、グループ収益をメンバーへ分配する公式機能があります。
ここで正当に制作収益として受け取ったRobuxと、友達から通常転送でもらったRobuxは扱いが同じではありません。
「後で現金化するときにまとめて半分にしよう」と曖昧にせず、ゲームから発生した段階で誰の収益なのかを整理しておく方が分かりやすくなります。
13歳になったら初めて現金化を申請できる
13歳になったら、自動的にRobuxがお金へ変わるわけではありません。
その時点で、現金化制度の参加条件を確認します。
現在は、
13歳以上。
30,000以上の獲得済みRobuxがある。
メールアドレスが認証されている。
Robloxの利用規約やコミュニティ基準を守っている。
税務情報や支払い情報を登録できる。
といった条件があります。
条件を満たしていれば、Creator Hubから現金化の申請を出します。
申請後、RobloxがそのアカウントとRobuxの獲得状況を審査します。
条件の数字を満たしたから必ず支払われる、という制度ではありません。
13歳になっても親の名前で申請しない
13歳ならまだ未成年なので、
「お金のことだから親の名前にしておこう」
と思うかもしれません。
しかし、申請フォームでは、そのRobloxアカウント所有者本人の法律上の名前を使います。
家族の名前や友達の名前を使うと、参加資格を失ったり、審査が大幅に遅れたりする可能性があると公式に案内されています。
親は手続きを一緒に確認できます。
ただし、
子どものアカウントなのに申請者だけ親にする。
という方法とは別です。
支払いサービスや税務情報でも、画面の案内に従って本人情報を正しく入力します。
日本では税務情報の提出もある
現金化の申請が進むと、支払いに必要な税務情報も登録します。
日本など米国外の利用者には、米国外の納税者であることなどを申告するW-8という米国側の税務書類が関係します。
難しく聞こえますが、13歳未満の今から用意する必要はありません。
実際に申請できる年齢になり、審査が進んだ段階で手続きします。
ただし、現金を受け取れば日本側の税金も別問題として出てきます。
子どもの収入でも日本の税金と無関係とは限らない
現金化できた場合、それは「ゲーム内のお金」のままではありません。
Roblox自身も、現金化による支払いを、クリエーターが提供したサービスに対する支払いとして税務上扱うとしています。
日本では、その活動の規模や継続性などによって、事業所得なのか、業務に係る雑所得なのかなどを個別に判断することになります。
「ロブロックスなら必ず雑所得」と決めることはできません。
また、未成年者が得た所得でも、税金や親の税務上の扱いに影響する可能性があります。
実際に現金を受け取り始めたら、
受け取った金額。
受取日。
日本円での入金額。
ゲーム制作に使った費用。
などを記録しておきます。
金額が大きくなった場合や判断が難しい場合は、税務署や税理士へ確認してください。
「13歳になれば3万Robuxで必ず114ドル」とは考えない
現在の標準交換レートでは、30,000獲得済みRobuxは114米ドルです。
しかし、これは2026年9月現在の制度です。
Robloxは参加条件や交換レートを変更できると規約で定めています。
たとえば10歳の子どもなら、13歳になるのは3年後です。
その時も、
30,000という最低額。
現在の交換レート。
現在の制度そのもの。
が同じとは限りません。
そのため、獲得済みRobuxを日本円の預金のように考えるのは適切ではありません。
「現在は将来現金化できる可能性のあるRoblox上の収益」と考えておく方が正確です。
13歳になるまで親がすることは「換金」ではなく「残す・守る」
13歳未満の子どもがゲーム制作でRobuxを稼ぎ始めたら、親が代わりに現金へ換える必要はありません。
まず、そのRobuxが制作によって得た「獲得済みRobux」なのかを確認します。
将来現金化したい分まで使い切らない。
親や友達のアカウントへ移さない。
年齢を偽らない。
アカウントを何年も完全放置しない。
メール認証や2段階認証でアカウントを守る。
そして13歳になった時点で、その時の最新条件を確認します。
13歳未満の間に考えることは、
「どうやって今すぐお金に変えるか」
ではありません。
子ども自身が正当に稼いだRobuxと、そのRobuxを生んだアカウントを、後から正規の手続きを検討できる状態で残しておくことです。
出典
Roblox Creator Hub|Roblox Developer Exchange Program
Roblox Support|開発者エクスチェンジプログラム利用規約
Roblox Support|開発者エクスチェンジ(DevEx)の概要、提出方法、要件
Roblox Support|Sending and Receiving Robux
Robuxの通常転送と、転送されたRobuxが現金化制度の対象にならないことを確認した公式資料。
Roblox Support|Add 2-Step Verification to Your Account
2段階認証によるアカウント保護を確認した公式資料。
Roblox Support|Robloxでは、子どもの年齢が上がるとどうなる?
13歳以降のアカウント管理と保護者との紐づけについて確認した公式資料。
国税庁|No.1300 所得の区分のあらまし
国税庁|No.1500 雑所得
国税庁|No.1350 事業所得の課税のしくみ

