ロブロックスで「無料ロバックス」をもらえると言われた|リンクを開く前後で対応を分ける

「ここを押せば無料ロバックスがもらえる」

「このサイトにログインすれば5000ロバックス」

「無料ロバックス生成ツールを使える」

子どもがロブロックス(Roblox)でこのような話を見つけたら、そのリンクから手続きを進めないでください。

Roblox公式は、無料のロバックス、無料のプレミアム会員、無料アイテム、ロバックス生成ツールなどの提供を詐欺と明記しています。

ただし、すでにリンクを押してしまった場合は、

「押しただけ」

「パスワードを入れた」

「認証コードまで入れた」

「アプリやブラウザ拡張機能を入れた」

では対応が違います。

大切なのは、「怪しいリンクを押した=もう乗っ取られた」と慌てるのではなく、どこまで操作したのかを確認することです。

まだリンクを開いていないなら、そのまま開かない

子どもが、

「友達から無料ロバックスのURLが送られてきた」

「YouTubeの説明欄に無料でもらえるサイトがある」

「ゲーム内チャットでリンクを教えられた」

という段階なら、そのリンクを確認のために開く必要はありません。

Robloxは、無料ロバックスを提供するというユーザー、動画、ウェブサイト、ゲームは詐欺だと案内しています。

「本物かもしれないから一度だけ見てみる」と確認する必要もありません。

メッセージやチャットは消す前に、必要であれば相手のユーザーネームや内容が分かる状態を確認し、Robloxの通報機能を使います。

その後、相手をブロックします。

「友達から来たリンク」でも安全とは限らない

現実の友達や、以前から一緒に遊んでいるRobloxの友達から届いた場合は、子どもが信用しやすくなります。

しかし、「知っている相手から届いた」ことは安全の証明になりません。

相手のアカウント自体がすでに乗っ取られ、そのアカウントから他の友達へ詐欺リンクが送られている可能性もあります。

「誰から来たか」より、

無料ロバックスを約束して外部サイトへ移動させようとしているか

で判断します。

すでにリンクを開いたなら、次に何をしたか確認する

子どもが、

「もう押しちゃった」

と言ったときは、そこでアカウントを削除したり、すぐ初期化したりする必要はありません。

次の質問をします。

「サイトを開いただけ?」

「Robloxのユーザーネームやパスワードを入れた?」

「メールに届いた数字を入力した?」

「何かダウンロードした?」

「ブラウザに追加するものを入れた?」

ここから対応を分けます。

開いただけで、何も入力・ダウンロードしていない場合

外部サイトを開いたものの、

パスワードを入力していない。

二段階認証コードを入力していない。

個人情報を送っていない。

アプリやファイルをダウンロード・実行していない。

ブラウザ拡張機能を追加していない。

という状態なら、基本的には「パスワードを盗まれた状態」と同じではありません。

情報処理推進機構(IPA)も、フィッシングサイトへアクセスしてしまった場合でも、情報入力やアプリのインストールなどをしていなければ、基本的には被害は発生しないとしています。

ページを閉じ、もう開かないようにします。

念のため、スマートフォンやパソコンのOS、ブラウザ、アプリを最新の状態にしておきます。

「リンクを一度開いた」という理由だけで、子どもに「アカウントはもう盗まれた」と伝える必要はありません。

パスワードを入力したなら、すぐ公式Robloxから変更する

偽サイトがRobloxのログイン画面そっくりになっていて、

ユーザーネーム。

メールアドレス。

パスワード。

を入力してしまった場合は対応が変わります。

そのパスワードは第三者に渡った可能性があるものとして扱います。

怪しいサイトの「パスワード変更」ボタンなどは使わず、Roblox公式アプリまたは自分で開いた公式サイトからパスワードを変更します。

新しいパスワードは、今までのものとは別のものにします。

同じパスワードをメール、SNS、ゲームなど他のサービスにも使っていた場合は、そちらも変更します。

一つのパスワードを使い回していると、Robloxで盗まれたパスワードを別サービスでも試される可能性があるためです。

認証コードまで渡した場合は「パスワードだけ」より急ぐ

偽サイトでは、パスワードを入力した後に、

「メールに届いた6桁の数字を入れてください」

「二段階認証のコードを入力してください」

と続くことがあります。

これは、本人確認をしているように見えます。

しかし、子どもがその認証コードを相手側へ渡せば、攻撃者が本人になりすましてログイン操作を完成させるために使われる可能性があります。

Roblox公式は、パスワードだけでなく、二段階認証コードやバックアップコードも他人へ渡さないよう案内しています。

認証コードまで入力してしまった場合は、

公式Robloxからパスワードを変更する。

「ログイン中の場所」を確認する。

知らない端末をログアウトする。

必要なら「自分以外のすべてのセッションをログアウト」を使う。

登録メールアドレスや電話番号が自分のものか確認する。

二段階認証を確認する。

というところまで行います。

「ログイン中の場所」で知らない端末がないか見る

Robloxには、現在アカウントへログインしている端末を確認できる機能があります。

設定の「セキュリティ」から「ログイン中の場所」を確認すると、端末、おおよその地域、最後に利用された時刻などが表示されます。

普段使っていない端末や、身に覚えのない地域からのセッションがあればログアウトします。

不安な場合は、現在操作している自分の端末を除き、ほかのすべてのセッションからログアウトさせることもできます。

「パスワードを変えたから終わり」にせず、すでに知らないログインが残っていないかまで確認します。

ファイルやアプリを入れた場合は、先に端末を確認する

無料ロバックス詐欺が、偽ログイン画面だけとは限りません。

「このツールを入れればロバックスを増やせる」

「このファイルを実行すれば無料になる」

「このブラウザ拡張機能を追加してください」

と言われる場合があります。

この場合は、パスワード変更より前に端末側の問題を確認する必要があります。

悪意のあるプログラムが残っている状態で新しいパスワードを入力すれば、その新しいパスワードまで盗まれる可能性があるためです。

Roblox公式も、危険なサイトから何かをダウンロードした場合には、まずマルウェアを取り除くよう案内しています。

パソコンなら、疑わしいファイルやプログラム、ブラウザ拡張機能を削除します。

そのうえで端末全体のウイルススキャンを行い、再起動後にもう一度スキャンします。

端末が安全な状態になってから、Robloxのパスワード変更などのアカウント復旧へ進みます。

ブラウザ拡張機能を追加した場合も「ただリンクを開いた」ではない

「何もダウンロードしていない」と子どもが言っていても、

「Chromeに追加」

「拡張機能を追加」

「ブラウザで許可」

などを押している場合があります。

これは単にウェブページを見ただけの状態とは違います。

Robloxは公式のブラウザ拡張機能を提供していないと案内しています。

無料ロバックスのために追加した拡張機能があるなら削除し、端末を確認します。

「Cookieを送って」と言われても渡さない

少し詳しい詐欺では、パスワードではなく、

「Cookieをコピーして」

「ブラウザの開発者画面を開いて」

「この文字列を送って」

と言われる場合があります。

Cookieとは、ブラウザでログイン状態を維持するためなどに使われる情報です。

子どもが仕組みを理解していなくても、「パスワードじゃないから渡して大丈夫」とは考えないでください。

Roblox公式も、パスワードと同様にブラウザCookieを他人へ渡さないよう明記しています。

無料ロバックスのために、

パスワード。

二段階認証コード。

バックアップコード。

Cookie。

画面共有。

を求められたら、そこで止めます。

クレジットカード情報まで入れた場合はRobloxだけの問題ではない

無料と言いながら、

「本人確認のためカードを登録してください」

「少額の認証が必要です」

などと決済情報を求めるサイトも考えられます。

カード番号などを偽サイトへ入力した場合は、Robloxのパスワード変更だけでは足りません。

速やかにカード会社へ相談します。

警察庁やIPAも、フィッシングサイトへカード情報を入力してしまった場合は、カード会社など該当するサービス提供者へ早く相談するよう案内しています。

すでにログインできなくなっているなら「リンク対策」から復旧へ切り替える

パスワードを変更しようとした時点で、

すでにログインできない。

登録メールアドレスが変わっている。

パスワード再設定ができない。

二段階認証を知らないものに変えられている。

という場合は、詐欺リンクへの対処段階を過ぎています。

アカウント乗っ取りとしてRobloxサポートへ進みます。

Roblox公式では、元の所有者確認に役立つ情報として、

アカウントに最初に登録したメールアドレス。

最初の支払いに使った請求先メールアドレス。

を挙げています。

メールアドレスを犯人に変更されていても、こうした以前の情報には確認上の価値があります。

Robuxやアイテムがなくなっていないかも確認する

アカウントへまだ入れる場合は、

Robux残高。

限定アイテム。

取引履歴。

購入履歴。

などに覚えのない変化がないか確認します。

知らないアイテム移動やRobux消費があれば、スクリーンショットや日時を残しておきます。

アカウント侵害でアイテムや仮想通貨を失った場合、Robloxは復元を保証していません。

ただし限定的なケースでは支援できる場合があり、アカウント侵害に関する支援を求める場合は30日以内にサポートへ連絡するよう公式に案内しています。

詐欺リンクを送った相手は具体的なメッセージから通報する

無料ロバックスを持ちかけたユーザーが分かる場合は、通報します。

できれば単に相手のプロフィールだけを通報するのではなく、

「無料Robuxがもらえる」

「このリンクを開いて」

と送られてきたチャットや問題となったやり取りそのものから通報します。

そうすることで、Roblox側が何を問題として報告しているのか確認しやすくなります。

保護者アカウントを連携している場合は、保護者側から子どものアカウントに関する通報・ブロックを行える場合もあります。

「無料ロバックスの見分け方」を複雑にしすぎない

偽サイトの中には、本物のRobloxに非常によく似た画面を作るものがあります。

URLの文字を少しだけ変える。

Robloxのロゴをそのまま使う。

本物のユーザープロフィールに見せる。

カウントダウンを表示して急がせる。

など、見た目だけでは判断しにくくできます。

子どもに、

「URLのこの文字を確認すれば大丈夫」

と覚えさせるだけでは不十分です。

もっと単純に、

「無料Robuxをもらうために外部リンクを開く必要があると言われたら進まない」

と決めたほうが判断しやすくなります。

Robuxを入手する正規の方法は、Robloxから購入するか、クリエーターとして活動して獲得する方法です。

「秘密の生成サイト」を探す必要はありません。

リンクを開いた後は「どこまで進んだか」で対応する

無料ロバックスのリンクを見つけたとき、対応は一つではありません。

まだ開いていないなら、開かずに通報する。

開いただけで、何も入力・導入していないなら、ページを閉じて終わらせる。

パスワードを入力したなら、公式Robloxから速やかに変更する。

同じパスワードを他サービスでも使っていたなら、そちらも変える。

二段階認証コードまで渡したなら、ログイン中の端末と登録情報まで確認する。

アプリや拡張機能を入れたなら、先に端末を安全な状態へ戻してからパスワードを変える。

すでにログインできなくなっているなら、アカウント復旧へ進む。

この順番です。

「リンクを押した」という一点だけで判断せず、

その後に何を入力し、何を許可し、何をインストールしたか

まで確認する。

それが、無料ロバックス詐欺に気付いた後の対応を間違えないための境界です。

出典

Roblox|無料Robux(ロバックス)または定期購入の生成ツール

Roblox|Keep Your Account Safe(パスワード・認証コード・Cookie・不審な拡張機能についての公式資料)

Roblox|Avoiding Frauds & Scams(無料Robux・外部リンク・詐欺の見分け方に関する公式資料)

Roblox|Ways to Get Robux(Robuxを正規に購入・獲得する方法に関する公式資料)

Roblox|My account was hacked – What do I do?(乗っ取り後の端末確認・復旧に関する公式資料)

Roblox|Session Management(ログイン中の端末確認・ログアウトに関する公式資料)

Roblox|Reporting and blocking(詐欺ユーザーの通報・ブロックに関する公式資料)

IPA|インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中

警察庁|フィッシング対策

消費者庁|オンラインゲームトラブル