子どもが作ったロブロックスのゲームを開いていたら、突然知らないプレイヤーが入ってきた。
親からすると、
「なぜこの人が入れるの?」
「設定を間違えた?」
と不安になるかもしれません。
ただし、ゲームをPublic(公開)にしているなら、知らない人が入ってくること自体は異常ではありません。
Publicは「友達にも遊んでもらえる設定」ではなく、条件を満たす一般のRobloxユーザーにも開く設定だからです。
最初に確認するのは相手が誰かではなく、そのゲームを誰まで入れる設定にしていたのかです。
- まずCreator Hubで「Audience」を確認する
- Publicなら、知らない人が来ることは設定どおり
- 「16歳以上と信頼できる友達」は、信頼できる友達だけではない
- 友達だけならLimitedを使える
- 「友達限定」でも親が知らない人は来ることがある
- グループ所有なら、子どもの友達リストだけ見ても分からない
- Privateなのに知らない人が来たなら、公開設定以外を確認する
- 知らない人が遊びに来ても、ゲームを編集できるわけではない
- 公開することと、知らない人とチャットすることも別
- チャットを切っても「知らない人がいる」こと自体は変わらない
- ベータモードにしても「友達限定」にはならない
- プライベートサーバーも「ゲームを非公開にする設定」ではない
- 知らない人が来たことだけでは報告する必要はない
- Publicにした理由を子どもに聞いてみる
- 最初からPublicで完成版を見せなくてもいい
- 公開した後でも範囲は見直せる
- 親が決めるのは「知らない人を入れるか」だけではない
- 出典
まずCreator Hubで「Audience」を確認する
Roblox Studioでゲームを作り、「Robloxに公開」を押しただけなら、最初から世界中へ公開されるわけではありません。
現在の公開範囲はCreator Hubの「Audience(オーディエンス)」で確認します。
日本語では「対象者」などと表示される場合があります。
大きく分けると、
Private(プライベート)
Limited(制限付き)
Public(公開)
があります。
知らない人が入ってきたときは、まず現在どれになっているかを確認してください。
Publicなら、知らない人が来ることは設定どおり
ゲームがPublicなら、一般のRobloxユーザーが利用でき、Roblox上で発見される状態です。
つまり、
「URLを教えたのは友達だけなのに、知らない人が来た」
としても不思議ではありません。
Publicにした時点で、「URLを知っている人だけ」の公開ではなくなります。
ゲーム名や説明、Robloxの発見機能などから、子どもとは何のつながりもないプレイヤーが遊びに来る可能性があります。
「友達に見せたいからPublicにした」という場合は、本当にPublicまで必要だったのかを考え直します。
「16歳以上と信頼できる友達」は、信頼できる友達だけではない
2026年現在の公開制度では、最初の一般公開段階として「信頼できる友達と年齢確認済みの16歳以上」という対象があります。
ここで表示を見て、
「信頼できる友達だけに公開される」
と考えないようにしてください。
この公開範囲には、条件を満たした16歳以上の一般ユーザーも含まれます。
そのため、子どもが知らない16歳以上のユーザーがゲームへ入ってくることがあります。
本当に友達だけに遊んでもらいたいのであれば、Publicの年齢範囲ではなく、Limitedの「友達」などを確認します。
友達だけならLimitedを使える
Limitedは、ゲームへ入れる人を特定の種類の利用者に限定する設定です。
個人のアカウントが所有しているゲームなら、「友達」に限定できます。
この状態では、ゲーム所有者のRoblox上の友達が遊べます。
また、決まった人だけに試してもらいたい場合は「プレイテスター」という設定もあります。
グループが所有しているゲームなら「コミュニティメンバー」に限定する方法もあります。
Limitedにしたゲームは、一般のRobloxユーザーには発見されません。
「まだ作りかけだから学校の友達数人に見てもらいたい」という段階なら、PublicよりLimitedの方が目的に合う場合があります。
「友達限定」でも親が知らない人は来ることがある
ここにも注意が必要です。
親が思う「友達」と、Roblox上の「友達」は同じとは限りません。
子どもがRobloxで知り合った人を友達として追加していれば、そのユーザーも「友達限定」の対象です。
子どもが、
「知らない人じゃないよ。Robloxの友達だよ」
と言うことがあります。
そこで親が確認したいのは、現実に知っている人かどうかとは別に、現在どんな人がRobloxの友達リストへ入っているかです。
保護者アカウントを紐づけている場合は、親側から子どもの友達を確認し、必要ならブロック・報告できます。
「Limitedの友達にしたから、学校の友達しか来ない」とは考えないようにします。
グループ所有なら、子どもの友達リストだけ見ても分からない
子ども一人のアカウントではなく、Robloxのグループでゲームを作っている場合もあります。
グループ所有のゲームでは、Limitedの対象としてグループメンバーを指定できます。
この場合、子どもが個人的には知らないメンバーでも、同じグループに入っていればゲームへ参加できることがあります。
「友達でもない人が来たから設定がおかしい」
とは限りません。
まずゲームの所有者が子どもの個人アカウントなのか、グループなのかを確認してください。
Privateなのに知らない人が来たなら、公開設定以外を確認する
ゲームが本当にPrivateになっている場合は話が変わります。
現在のPrivateゲームへ入れるのは、ゲーム所有者と編集権限を持つユーザーです。
普通のプレイヤーが自由に見つけて参加する設定ではありません。
Privateのつもりなのに見覚えのないアカウントが入っているなら、
そのユーザーに編集権限を与えていないか。
共同制作メンバーになっていないか。
グループ所有ゲームなら、その人の役割に権限がないか。
現在のAudienceが本当にPrivateになっているか。
を確認します。
「Privateなのに来た=アカウントを乗っ取られた」とすぐ決める必要はありません。
まずアクセス権限を見ます。
知らない人が遊びに来ても、ゲームを編集できるわけではない
親が不安になりやすいのが、
「知らない人が来たら、子どもが作ったゲームを壊されるのでは?」
という点です。
Publicゲームへ普通のプレイヤーとして参加しただけでは、その人にRoblox Studioの編集権限が与えられるわけではありません。
ゲームで遊ぶ権限と、ゲーム自体を編集する権限は別です。
相手がゲームの中で物を動かしたり壊したりしているように見えても、それがゲームとして用意された操作ならStudio編集とは違います。
本当にゲーム自体を編集できるのは、別途編集権限を持つ共同制作者です。
「知らないプレイヤーが来た」と「知らない人が制作メンバーになっている」は分けて確認してください。
公開することと、知らない人とチャットすることも別
ここが親にとって特に重要なところです。
「せっかく作ったから、いろいろな人に遊んでもらいたい」
という気持ちは認めたい。
でも、
「知らない人と子どもが話すのはまだ心配」
という家庭もあるでしょう。
この二つは両立できます。
ゲームの公開範囲と、子どものゲーム内チャットは別の設定だからです。
Roblox標準のゲーム内チャットは「Experience Chat(ゲーム内チャット)」と呼ばれます。
保護者コントロールを利用できる子どものアカウントでは、親がゲーム内チャットを許可するかどうかを設定できます。
つまり、
「ゲームは公開する」
「でも子ども自身は知らないプレイヤーとチャットしない」
という選び方もできます。
Publicにすることが、知らない人との会話まで必ず許可することではありません。
チャットを切っても「知らない人がいる」こと自体は変わらない
反対に、チャットをオフにしたからといって、Publicゲームから知らない人がいなくなるわけではありません。
ゲームの参加範囲を変える設定と、会話を止める設定は別です。
親が、
「知らない人の姿がゲーム内にいること自体がまだ嫌だ」
と考えるなら、チャット設定ではなくAudienceをLimitedやPrivateへ変更します。
一方、
「遊んでもらうのはいい。ただ子どもと直接話してほしくない」
なら、公開範囲は広いままで通信設定を見直します。
何が心配なのかによって触る設定が違います。
ベータモードにしても「友達限定」にはならない
Publicゲームには「Beta Mode(ベータモード)」があります。
名前から、
「ベータだから限られた人だけが遊べる」
と思うかもしれません。
しかし、公開範囲を限定する設定ではありません。
ベータモードにしてもゲーム自体はPublicです。
Robloxの「あなたにおすすめ」などへの露出を抑え、広がり方を小さくする機能です。
知らない人を完全に入れたくない場合に、Limitedの代わりとして使うものではありません。
「知らない人が少なければよい」のか、「入れないようにしたい」のかを分けます。
プライベートサーバーも「ゲームを非公開にする設定」ではない
「じゃあプライベートサーバーにすればいいのでは?」
と思うかもしれません。
これも少し違います。
プライベートサーバーは、一つのゲームの中で「誰と同じサーバーで遊ぶか」を限定するための仕組みです。
ゲーム自体のAudienceをPrivateへ戻すこととは別です。
たとえばゲーム自体はいろいろな人に遊んでもらいながら、子どもが遊ぶときだけ友達とのプライベートサーバーを使う、という方法があります。
逆に、ゲームそのものをまだ一般ユーザーへ見せたくないのであれば、AudienceのPrivateやLimitedを使います。
知らない人が来たことだけでは報告する必要はない
Publicゲームへ知らないユーザーが参加した。
これだけなら、規約違反とは限りません。
公開ゲームは一般ユーザーが遊ぶためのものだからです。
一方で、
嫌がらせをする。
不適切な発言をする。
個人情報を聞き出そうとする。
何度ブロックしても別の方法で接触しようとする。
といった問題行動があれば、別です。
その場合は、ゲーム内から相手の具体的な行動やチャットを報告できます。
相手と接触したくない場合はブロックもできます。
「知らない人」という理由ではなく、「何をした人なのか」で報告を判断します。
Publicにした理由を子どもに聞いてみる
公開範囲を親だけで決め直す前に、
「どうしてPublicにしたかったの?」
と子どもに聞いてみる価値があります。
友達一人に見せたかっただけ。
知らない人にも遊んでもらって感想を知りたかった。
たくさんの人に遊んでもらえるゲームを作りたい。
YouTubeで見たような人気ゲームを目指したい。
目的によって適した公開範囲は違います。
友達に試してもらうだけならLimited。
まだ制作中ならPrivate。
知らない人にも遊んでもらいたいならPublic。
というように、目的から設定を戻せます。
「怖いから全部Private」にする前に、子どもが公開によって何をしたかったのかを確認すると話しやすくなります。
最初からPublicで完成版を見せなくてもいい
子どもが「みんなに遊んでもらいたい」と考えていても、制作途中からずっとPublicにする必要はありません。
最初はPrivateで自分だけでテストする。
次にLimitedで友達やプレイテスターへ見せる。
問題を直す。
それからPublicへ広げる。
という段階を踏めます。
実際に友達だけで遊ばせてみると、
スタート地点から動けない。
途中でゲームが止まる。
説明がなくて何をすればよいか分からない。
といった、自分一人のテストでは気付かなかった問題が見つかることもあります。
Publicは「ゲームが完成したら必ず選ばなければならない設定」ではありません。
公開した後でも範囲は見直せる
一度Publicにしたからといって、ずっとそのままにする必要もありません。
知らない人が来て子ども自身が戸惑ったなら、
「まだPublicは早かった」
と分かることもあります。
Creator HubからAudienceを見直します。
ただし、現在のRobloxではPublic/Limitedゲームの公開・更新自体に年齢確認などの公開資格が関わっています。
「設定を変えれば昔と同じように誰でも簡単に友達限定へできる」と古い記事だけで操作せず、現在Creator Hubに表示される資格・Audienceを基準にしてください。
親が決めるのは「知らない人を入れるか」だけではない
自作ゲームに知らない人が来たときの選択肢は、
「全部閉じる」
「全部公開する」
の二つだけではありません。
友達だけにする。
テストする人だけにする。
一般公開するが、子どものチャットは止める。
Publicのままベータモードで露出を抑える。
子ども自身が遊ぶときはプライベートサーバーを使う。
という分け方もできます。
まず「知らない人が来たこと」の何が心配だったのかを考えてください。
ゲームを見られることなのか。
一緒に遊ぶことなのか。
話しかけられることなのか。
ゲームを変更されることなのか。
ここを分ければ、触るべき設定も見えてきます。
Publicなら、知らない人が来ることは公開の一部です。
それがまだ早いと思ったならLimitedへ戻す。
遊んでもらうこと自体は歓迎したいなら、公開範囲ではなく子どものチャット設定を見直す。
「知らない人が来た」という一つの出来事から、家庭としてどこまで公開したいのかを決め直すことが大切です。
出典
Roblox Creator Hub|ゲームと場所を作成して公開する
Private・Limited・Public、Friends・Playtesters・Community Members、ベータモードについて確認した公式資料。
Roblox Support|How to Publish Games on Roblox
個人利用、16歳以上・信頼できる友達、全年齢という現在の公開資格を確認した公式資料。
Roblox|保護者コントロール
子どものゲーム内チャット、友達管理、プライベートサーバー設定について確認した公式資料。
Roblox Support|Experience Chat
ゲーム内チャットと年齢確認、保護者による通信設定について確認した公式資料。
Roblox Support|How to follow or join another player in experiences
別のユーザーを追ってゲームへ参加する場合でも、そのゲームへの参加権限が必要であることを確認した公式資料。
Roblox Support|How to Report Rule Violations
知らないユーザーによる具体的な規約違反を報告する方法を確認した公式資料。
Roblox Support|How to block another user
特定ユーザーをブロックした場合の効果を確認した公式資料。
Roblox Creator Hub|Private servers for classroom use
公開ゲーム内で参加するメンバーを限定して遊ぶプライベートサーバーの用途を確認した公式資料。

