カードの明細を見たら、ロブロックスで数万円、場合によっては数十万円。
子どもに確認すると、
「ロバックスを買った」
「ゲームの中で使った」
と言われる。
この状況なら、すぐに返金してほしいと思うでしょう。
ただし、最初に「Robloxへ返金してください」と連絡すればよいとは限りません。
ロブロックスの購入は、Robloxへ直接支払う場合だけでなく、Apple、Google Play、Xbox、PlayStationなどを通す場合があります。
購入先によって返金を申し出る相手が違います。
また、日本では未成年の子どもが親の同意なく行った課金を取り消せる場合がありますが、「子どもが買った」というだけで必ず返金されるわけでもありません。
返金を求める前に、
「何円請求されたのか」
だけではなく、
「どのアカウントで、どの決済方法を使って、誰がどんな操作をしたのか」
まで整理してください。
ここを先に確認すると、返金窓口を間違えにくくなります。
- まず追加の課金を止める
- 「ロバックスを10万円使った」と「10万円請求された」は同じではない
- Roblox内では「マイトランザクション」を確認する
- 次に日本円の請求履歴を見る
- カード明細が「Roblox」ならRobloxへ確認する
- 「Xsolla*Roblox」と書かれていたら窓口が違う
- iPhone・iPadで買ったならAppleへ返金を申し出る
- Google Playは購入履歴と注文番号を確認する
- Xbox・MicrosoftならMicrosoft側を確認する
- PlayStationならPlayStation側へ申し出る
- 「親のカードから落ちた」だけでは購入先は分からない
- すぐカード会社へ「不正利用」と申告する前に確認する
- 「子どもが買った」と「第三者にカードを盗用された」は分ける
- 日本では未成年者の無断課金を取り消せる場合がある
- 親のアカウントで買っていると判断が難しくなる
- 子どもが年齢を高く登録していた場合も伝える
- 親が一度許可した課金と無断課金を混ぜない
- 課金に気づいた後も購入させ続けない
- 返金されたロバックスをそのまま持てるとは限らない
- 返金申請でアカウントがどうなるかも確認する
- 返金を申し出る前にまとめておく情報
- 返金先は「何を買ったか」より「どこで決済したか」で決める
- 返金されなかったら、それで終わりとは限らない
- 大量課金が分かったら「返金」と「再発防止」を同時に進める
- 「返金できる?」より先に「何が起きた?」を確定する
- 出典
まず追加の課金を止める
大量課金に気づいたら、原因調査と同時に、それ以上購入できない状態にします。
保存している支払い方法。
アプリストアの購入承認。
ゲーム機の購入制限。
Robloxの保護者設定。
定期購入。
などを確認します。
返金について事業者とやり取りしている間にも購入が続くと、「課金に気づいたあとも利用を認めていたのではないか」という話につながることがあります。
まず被害額をそこで止めることが先です。
定期購入が含まれている場合は、返金申請とは別に次回の自動更新も確認しましょう。
「ロバックスを10万円使った」と「10万円請求された」は同じではない
最初に区別したいところです。
子どもがゲーム内で大量のロバックスを使っていても、その日10万円分の日本円を課金したとは限りません。
以前購入したロバックス。
ギフトカードから入れたロバックス。
以前から残っていたロバックス。
などを使っている場合があるからです。
反対に、ロバックスを何度も買ったうえで、その場で全部使っている場合もあります。
そのため、
「ゲーム内で何ロバックス使った?」
だけでは、返金対象となる日本円の請求を特定できません。
日本円の請求と、ロバックスの使用を別々に確認します。
Roblox内では「マイトランザクション」を確認する
Robloxでは、ウェブブラウザからロバックスの取引履歴を確認できます。
子どもが使ったアカウントへログインし、ロバックス残高から「マイトランザクション」を開きます。
ここでは、
ロバックスを購入した履歴。
バーチャルアイテムを買った履歴。
ゲームパスを買った履歴。
ロバックスが入った・出ていった履歴。
などを確認できます。
たとえば、
1回で大量に買ったのか。
少額購入を何十回も繰り返したのか。
ロバックスを購入した直後に特定ゲームで使ったのか。
を整理できます。
返金を申し出る前に、日付と内容を記録しておくと説明しやすくなります。
次に日本円の請求履歴を見る
Roblox内の履歴だけでは足りません。
次に、
クレジットカード明細。
PayPal。
Appleの購入履歴。
Google Playの注文履歴。
Microsoft・Xboxの注文履歴。
PlayStation Storeの利用履歴。
などを確認します。
ここで重要なのが「どこから請求されたのか」です。
同じロバックス購入でも、支払い先によって返金窓口が違います。
カード明細が「Roblox」ならRobloxへ確認する
Roblox公式によると、クレジットカード・デビットカードやPayPalなどで、身に覚えのないRobloxの請求がある場合はRobloxサポートへ連絡する対象になります。
問い合わせるときは、
請求された日。
金額。
請求名義。
カードの下4桁。
PayPalなら使用したメールアドレス。
子どものRobloxユーザー名。
などを準備します。
大量課金が何件もあるなら、
「合計10万円」
だけではなく、
4月2日 1,500円
4月2日 3,000円
4月3日 5,000円
というように、請求ごとに整理しておく方がよいでしょう。
「Xsolla*Roblox」と書かれていたら窓口が違う
カード明細に「Xsolla*Roblox」と表示されている場合があります。
Xsolla(エクソラ)は、ゲームなどの支払いを処理する決済会社です。
Roblox公式は、この表示の場合はXsollaのサポートへ問い合わせるよう案内しています。
同じロブロックスの請求でも、
「Roblox」
なのか、
「Xsolla*Roblox」
なのかで窓口が変わるということです。
カード明細の名称を確認せず、いきなりカード会社へ連絡する前に、請求元を確認しましょう。
iPhone・iPadで買ったならAppleへ返金を申し出る
子どもがiPhoneやiPadのRobloxアプリから購入していた場合、Appleのアプリ内課金になっていることがあります。
この場合、Roblox公式はAppleを通した購入をRoblox側で返金できないと案内しています。
Appleの返金手続きから申請します。
Appleでは、購入した一部のアプリやアプリ内課金について返金を申請できます。
ただし、申請すれば必ず返金されるわけではありません。
購入内容や状況をもとに判断されます。
Google Playは購入履歴と注文番号を確認する
AndroidからGoogle Playを通して課金した場合は、Google Playの注文履歴を確認します。
注文番号は「GPA.」から始まる番号です。
Roblox公式は、Google Playによる無断購入についてもRobloxサポートへ報告するときの情報として、この注文番号を求めています。
Google Play側にも払い戻し制度があります。
Googleの案内では、アプリ内購入について、購入後48時間以内なら内容によって払い戻しを受けられる場合があり、48時間を超えた場合は開発者へ問い合わせる案内があります。
ただし、「知らない第三者の不正利用」と「子どもや家族が誤って購入した」は同じ申告ではありません。
実際には子どもが購入したのであれば、その事情を正しく伝えます。
Xbox・MicrosoftならMicrosoft側を確認する
XboxやMicrosoft Storeを通してロバックスを購入した場合、返金はMicrosoft側の仕組みを利用します。
Roblox公式も、Microsoft StoreやXbox経由の購入についてはRoblox側では返金できず、Microsoftへ直接申し出るよう案内しています。
「ロブロックスの課金だからRobloxに返金してもらう」
とは限らない代表例です。
Xboxを使っている家庭では、Microsoftアカウントの注文履歴を確認してください。
PlayStationならPlayStation側へ申し出る
PlayStationから購入したロバックスも同じです。
Roblox公式は、PlayStationで購入したロバックスについて、Robloxでは返金できず、PlayStationの返金ポリシーが適用されると案内しています。
PlayStation Storeの利用履歴を確認し、その後PlayStation側のキャンセル・返金手続きを確認します。
PlayStationでは、子ども用アカウントがファミリー管理者のウォレットを使って購入する仕組みもあります。
そのため、
誰のPlayStationアカウントだったか。
子どもアカウントだったか。
設定されていた月額利用限度額はいくらだったか。
も確認しておくとよいでしょう。
「親のカードから落ちた」だけでは購入先は分からない
ここは特に重要です。
カード明細に請求が来ているからといって、カード会社が直接Robloxへ支払ったとは限りません。
たとえば、
親のカード
↓
Apple
↓
Roblox
という購入なら、明細上は親のカードからお金が出ていますが、返金処理をする窓口はAppleです。
同じように、
親のカード
↓
PlayStation
↓
Roblox
ならPlayStation側です。
返金先を判断するときは「誰のカードか」より「どのストアで購入したか」を先に見ます。
すぐカード会社へ「不正利用」と申告する前に確認する
親の許可なく子どもが使ったなら、
「カードの不正利用としてすぐカード会社へ連絡しよう」
と思うかもしれません。
しかし、購入経路によっては先にRobloxや各プラットフォームへ確認した方がよい場合があります。
Roblox公式は、カード・PayPal・Google PlayなどRobloxが扱う無断請求について、決済会社へ異議申立てをする前にRobloxサポートへ連絡するよう案内しています。
先に支払いへの異議申立てが始まると、決済会社側の手続きとの関係でRobloxから直接返金できなくなる場合があります。
ただし、Apple、Microsoft・Xbox、PlayStationなど、最初から各事業者が返金窓口になっている購入は、その事業者へ申し出ます。
要するに、
「とにかくカード会社」
ではなく、
「まず決済経路を特定」
です。
「子どもが買った」と「第三者にカードを盗用された」は分ける
返金申請の理由も正確にします。
実際には自分の子どもが、親のスマートフォンや保存済みカードを使って購入したのであれば、
「まったく知らない第三者によるカード詐欺」
とは事情が違います。
Google Playも、家族や友達による誤購入と、本当に知らない第三者による不正な請求を分けて案内しています。
子どもの購入だったなら、
子どもが何歳だったか。
親が許可していたか。
どの端末を使ったか。
支払い方法が保存されていたか。
購入時にパスワードや承認が必要だったか。
をそのまま説明します。
「返金されそうな理由」に言い換えるより、事実を正確に伝える方が重要です。
日本では未成年者の無断課金を取り消せる場合がある
日本では、未成年者が保護者の同意を得ずに契約した場合、民法上の「未成年者取消権」により契約を取り消せる場合があります。
オンラインゲームの課金も対象になる可能性があります。
ただし、必ず取消しが認められるわけではありません。
国民生活センターも、オンラインゲームでは、
本当に子どもが購入したのか。
親が同意していなかったのか。
誰のアカウントだったのか。
どのように年齢確認したのか。
などの事実確認が必要になると案内しています。
大量課金だから自動的に全額返金される、という制度ではありません。
親のアカウントで買っていると判断が難しくなる
たとえば、親のAppleアカウントやGoogleアカウントでログインした端末をそのまま子どもへ渡し、保存されていた支払い方法で購入された場合です。
親からすれば、
「私は買っていない。子どもが勝手に押した」
となります。
しかし事業者側から見ると、親名義のアカウント・端末・支払い方法から正常に購入されたように見える場合があります。
国民生活センターも、親のアカウントで課金した場合には、保護者自身の判断で購入したとみなされ、取消しが認められない場合があると説明しています。
だから返金申請前に、
誰のアカウントか。
子ども専用アカウントだったか。
を確認する必要があります。
子どもが年齢を高く登録していた場合も伝える
もう一つ判断に影響するのが年齢です。
子どもが実際より高い年齢を登録していた。
購入画面で「成人」と回答した。
親の生年月日でアカウントを作っていた。
といった場合は、その事情も確認します。
未成年者が自分を成人だと偽って契約した場合、未成年者取消しが認められない可能性があります。
ただし、「成人ボタンを押したら必ず取消し不可」という単純な話でもありません。
国民生活センターは、年齢確認の方法、子どもの年齢、画面表示など個別の事情を含めて判断されるとしています。
都合の悪い情報を隠すのではなく、事実関係として整理して申し出ます。
親が一度許可した課金と無断課金を混ぜない
たとえば、
「最初の1,000円は買っていいと言った」
その後、
「子どもが勝手に1万円を追加した」
というケースがあります。
この場合、すべてが無断購入だったわけではありません。
返金を申し出るなら、
親が承認した分。
親が承認していない分。
を分けて整理します。
購入日と金額を一覧にして、
どこまでは許可したのか。
どこから知らなかったのか。
を明確にすると説明しやすくなります。
課金に気づいた後も購入させ続けない
大量課金に気づいたあとも同じ決済方法で購入が続いていると、事情が複雑になります。
国民生活センター・消費者庁の相談対応資料でも、返金を求める間は子どもが課金を継続しないようにすることが重要とされています。
「返金されるかもしれないから、その間も遊ばせておこう」
ではなく、まず新規購入を止めます。
返金の可否を調べることと、これ以上金額を増やさないことは同時に行います。
返金されたロバックスをそのまま持てるとは限らない
返金が認められた場合、購入したロバックスまでそのまま残るとは考えない方がよいでしょう。
Robloxでは、返金処理された購入に対応するロバックスをアカウントから取り除く場合があります。
返金制度を繰り返し不正利用した場合や無断購入に関連する場合には、アカウントへの追加措置が取られる可能性も公式に案内されています。
返金を受けながら、購入したロバックスやアイテムもそのまま使い続けられる制度ではありません。
返金申請でアカウントがどうなるかも確認する
Roblox公式は、無断請求に関連したアカウントについて、停止や削除などの対象となる可能性があると案内しています。
これは、
「返金を申し出たら必ずアカウントが消える」
という意味ではありません。
ただし、長く使っているアカウントで、
購入したアイテム。
友達。
ゲームの進行。
作成した物。
などがある場合は、返金処理とアカウントへの影響が別問題ではないことを知っておいた方がよいでしょう。
問い合わせ時にアカウントの扱いについても確認できます。
返金を申し出る前にまとめておく情報
問い合わせを始める前に、次の情報を一つにまとめます。
子どものRobloxユーザー名。
子どもの実年齢。
Robloxに登録されている年齢。
購入した日。
購入ごとの金額。
合計金額。
使用した端末。
購入したストア。
使用した支払い方法。
親が許可した購入と許可していない購入。
いつ大量課金に気づいたか。
発覚後すぐ購入を止めたか。
カードやストアの領収書・注文番号。
これだけ整理できれば、
「子どもが10万円使いました。返してください」
より具体的な申し出ができます。
返金先は「何を買ったか」より「どこで決済したか」で決める
整理すると、最初の窓口はおおむね次のようになります。
| 決済経路 | 最初に確認する返金窓口 |
|---|---|
| Robloxサイト等の直接カード決済 | Robloxサポート |
| PayPalでRobloxへ支払い | Robloxサポート |
| 明細が「Xsolla*Roblox」 | Xsolla |
| Google Play | 購入履歴・注文番号を確認し、Roblox/Google Playの案内に従う |
| Apple・iTunes | Apple |
| Microsoft Store・Xbox | Microsoft |
| PlayStation | PlayStation |
| Meta Quest | Meta |
| Samsung | Samsung |
| Amazon経由 | Amazon |
大量課金で一番避けたいのは、窓口を次々変えながら、同じ購入について複数の異議申立てを同時に始めてしまうことです。
まず購入経路を一つずつ特定します。
返金されなかったら、それで終わりとは限らない
日本で未成年の子どもによる無断課金だったにもかかわらず、プラットフォーム事業者から返金を断られた場合は、消費生活センターへ相談できます。
全国共通の消費者ホットラインは「188」です。
最寄りの消費生活センターにつながります。
特に、
金額が大きい。
未成年者取消しが関係しそう。
事業者から「親の責任だから返金しない」と言われた。
成人と偽ったと言われたが事情に納得できない。
といった場合は、返金を諦める前に相談する意味があります。
消費生活センターでは、契約の経緯を確認したうえで事業者とのやり取りについて助言を受けられます。
大量課金が分かったら「返金」と「再発防止」を同時に進める
返金されたとしても、同じ状態なら再び購入できてしまいます。
原因も確認します。
親のカードが保存されていた。
購入時にパスワードを求める設定になっていなかった。
子どもが親のApple・Googleアカウントを使っていた。
ゲーム機の子ども用アカウントを使っていなかった。
課金通知を見ていなかった。
定期購入に気づいていなかった。
原因によって対策が違います。
返金申請が通るかどうかとは別に、購入承認やペアレンタルコントロールを見直します。
「返金できる?」より先に「何が起きた?」を確定する
子どもの大量課金に気づいたとき、最初に知りたいのは「返金してもらえるか」でしょう。
しかし返金の可否は、
子どもの年齢。
親の同意。
使用したアカウント。
購入時の年齢設定。
決済経路。
購入後の対応。
などで変わります。
だから最初にするのは、返金フォームを探すことではありません。
Robloxの取引履歴と、カード・アプリストア・ゲーム機の購入履歴を突き合わせる。
どの購入が無断だったのかを決める。
決済した会社を特定する。
そのうえで正しい窓口へ返金を申し出る。
この順番です。
未成年者だから必ず返金されるわけでも、親のカードだから絶対に返金されないわけでもありません。
まず事実関係を残し、追加課金を止め、適切な窓口へ早めに申し出ることが重要です。
出典
Roblox Corporation|Unauthorized Charges & Refund Requests
日本語:無断請求と返金申請の窓口・決済経路について
Roblox Corporation|Roblox利用規約
Roblox Corporation|Robuxの確認方法
Apple|Appleから購入したアプリやコンテンツの返金手続きをする
Google|Google Playの払い戻しポリシーについて
Google|アプリ、ゲーム、アプリ内購入の払い戻しポリシー
Sony Interactive Entertainment|PlayStation Storeで購入したデジタルコンテンツのキャンセルをリクエストする方法
独立行政法人国民生活センター|未成年の子どもがスマホゲームで高額課金してしまった!
独立行政法人国民生活センター|子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!
消費者庁|オンラインゲームに関する消費生活相談対応マニュアル

