ロブロックスは1日何時間まで?|スクリーン時間機能を使った決め方

「ロブロックスは1日1時間までにしたほうがいい?」

「2時間なら大丈夫?」

子どもが毎日ロブロックスをしていると、親としては数字の目安が欲しくなります。

ただ、ロブロックスについて「子どもは1日○時間まで」という全国共通の上限はありません。

1時間なら必ず問題がなく、3時間なら必ずやりすぎ、という線引きもできません。

決め方として分かりやすいのは、ロブロックスの時間から考えるのではなく、

睡眠
学校
宿題
食事
入浴
運動
家族との時間

を先に確保することです。

そのうえで、残った自由時間の中から「ロブロックスはここまで」と決めます。

さらにRobloxには、実際に1週間でどれくらい使っているかを確認し、1日の上限を設定する「スクリーン時間」機能があります。

親の感覚だけで「長すぎる」と決める前に、実際の利用時間を見てから上限を決めると納得しやすくなります。

ロブロックス公式にも「1日○時間まで」という数字はない

Robloxにはスクリーン時間を制限する機能がありますが、「子どもなら1日1時間を推奨」といった公式の時間は示されていません。

むしろRoblox自身も、何分使ったかだけで判断しない考え方を示しています。

よく眠れているか。

食事をきちんと取れているか。

学校生活に問題がないか。

家族や友達との関係が保たれているか。

こうした生活を見て、必要ならオンラインのルールを調整するという考え方です。

つまり、スクリーン時間機能は「正しい時間を教えてくれる機能」ではありません。

家庭で決めた時間を実際に守るための機能です。

「1時間」「2時間」は安全と危険の境界ではない

ネットで子どものゲーム時間を調べると、「1時間」「2時間」という数字を見かけます。

しかし、学童期以降については、すべての子どもに共通する「この時間以下なら安全」という医学的な線が決まっているわけではありません。

同じ2時間でも、

宿題を終え、夕食を食べ、十分眠ったうえで遊んでいる2時間

と、

寝る時間を1時間遅らせ、宿題を残して遊んでいる2時間

では意味が違います。

反対に、1時間しかしていなくても、その1時間が毎日就寝時間を遅らせているなら、その家庭では調整が必要でしょう。

見るべきなのは数字単独ではなく、

「その時間のために何が削られているか」

です。

まず睡眠時間から逆算する

ゲーム時間を決めるとき、一番先に固定したいのが睡眠です。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠時間の参考として、

小学生は9~12時間。

中学生・高校生は8~10時間。

が示されています。

もちろん必要な睡眠時間には個人差があります。

それでも、「夜何時までゲームをしてよいか」を考える基準には使えます。

たとえば小学生が朝6時30分に起きる家庭なら、9時間を確保するだけでも午後9時30分には眠っている必要があります。

そこから、

歯磨き

明日の準備

入浴

寝る前の時間

を逆算すると、ロブロックスを終了する時刻はさらに前になります。

「1日何時間できるか」より、

「何時までには終わらなければいけないか」

を先に決めたほうが、家庭では使いやすいことがあります。

運動や宿題を残した時間がロブロックスの枠になる

睡眠だけ確保して、残りは全部ロブロックスという決め方でもありません。

厚生労働省の身体活動ガイドでは、子どもは1日60分以上、中程度以上の身体活動を行うことが推奨されています。

学校から帰宅したあとの時間なら、

宿題

夕食

入浴

翌日の準備

身体を動かす時間

家族と過ごす時間

などがあります。

これらを先に置きます。

最後まで残った自由時間の中に、

テレビ

動画

ほかのゲーム

読書

ロブロックス

などが入ると考えると、「ロブロックスだけ何時間」と決めるより現実に合います。

いきなり上限を決める前に7日間の実際の時間を見る

「うちの子はずっとロブロックスをしている」

と思っていても、実際に何時間なのか分からない家庭もあります。

そこで使えるのがRobloxのスクリーン時間画面です。

保護者アカウントを子どものアカウントに連携している場合、対象年齢なら過去7日間の平均スクリーン時間を確認できます。

さらに、過去1週間で長く利用した上位20のゲームも確認できます。

まずここを見てみます。

平均45分だったなら、「一日中やっている」という印象とは違うかもしれません。

平均3時間だったなら、本当に長い状態だと確認できます。

数字が分かれば、

「何となく長いから減らす」

ではなく、

「今は平均3時間で、寝る時間が遅れているから調整しよう」

と理由を具体的にできます。

Roblox全体の時間とゲームごとの時間は同じではない

スクリーン時間画面を見るときに、一つ知っておきたいことがあります。

7日間のスクリーン時間には、Robloxプラットフォーム全体で利用した時間が反映されます。

一方、「上位バーチャル空間」に表示されるのは、個々のゲーム内で過ごした時間です。

そのため、

「上位ゲームを全部足してもスクリーン時間と合わない」

ことがあります。

故障とは限りません。

まず全体の利用時間を見て、その次に「何のゲームへ時間を使っているのか」を見る、という使い方をすると分かりやすくなります。

長い原因が一つのゲームなら、全体を削る必要があるか考える

利用時間を見ると、

普段はいろいろなゲームを少しずつしているのに、あるゲームだけ毎日2時間以上やっている

ということもあります。

その場合、

「ロブロックス全部を1時間まで」

とする前に、そのゲームを長く続ける理由を確認できます。

友達とそのゲームで集まっているのか。

途中で終わりにくい仕組みなのか。

イベント中なのか。

単純にそのゲームが好きなのか。

理由によっては「ロブロックス全体を減らす」より、

「このゲームは夕食前まで」

など、問題になっている使い方を調整するほうが合う場合もあります。

平日と休日を同じ感覚で考えなくてもいい

学校のある日と休日では、使える自由時間が違います。

平日は、

学校
宿題
翌日の準備
早めの就寝

があります。

休日なら、それより自由時間が多い家庭もあるでしょう。

大切なのは、

「毎日絶対に同じ分数でなければならない」

と考えることではなく、生活が崩れない範囲を家庭で決めることです。

休日に長く遊んだとしても、十分な睡眠や運動、食事、外出などが保たれているかを一緒に見ます。

逆に「休日だから無制限」にすると、夜更かしして翌日の生活までずれる場合があります。

時間だけでなく、終了時刻も決めておくと調整しやすくなります。

「あと少し」を毎日繰り返すならスクリーン時間機能が使える

親子で時間を決めても、

「あと5分」

「これが終わったら」

「友達とやってるから」

と延び続けることがあります。

そのときに使えるのがRobloxの1日の上限です。

12歳までの対象アカウントでは、連携した保護者側から設定できます。

保護者アカウントで、

「設定」

↓

「保護者コントロール」

↓

対象の子ども

↓

「スクリーン時間」

↓

「管理」

↓

「スクリーン時間制限」

へ進み、1日の上限を選びます。

上限に達するとメッセージが表示され、その日はそれ以上Robloxを利用できなくなります。

親が毎日その場で、

「もう終わり!」

と言って止めるのではなく、事前に決めたルールをシステム側で区切ることができます。

制限時間が来ることは遊ぶ前に伝えておく

自動で止められるからといって、子どもに何も説明せず時間制限を設定するのはおすすめできません。

ロブロックスでは友達と一緒に遊んでいる場合があります。

突然利用できなくなると、

「まだ友達とやっていたのに」

という不満が出ることもあります。

そこで、

「今日は1時間半まで」

「時間になったらRoblox自体が使えなくなる」

ことを最初に共有します。

可能なら、終了が近づいたら本人も時計を見るようにします。

スクリーン時間機能を、

「親がこっそり止める仕組み」

ではなく、

「親子で決めた時間を守るための仕組み」

として使うほうが、次第に自分で終える練習にもつなげやすくなります。

13歳になると親が上限を設定する仕組みは変わる

年齢にも注意が必要です。

現在のRobloxでは、Roblox Kidsと9~12歳のRoblox Selectでは、保護者が子どもの1日のスクリーン時間を設定できます。

13歳になると、スクリーン時間制限を設定する権限は子ども本人へ移ります。

13歳以上では本人が、

「設定」

↓

「プライバシーとコンテンツ制限」

↓

「スクリーン時間」

から1日の上限を設定できます。

保護者とのアカウント連携がすぐ切れるわけではありません。

親は引き続きスクリーン時間や、よく遊んでいるゲームなどを確認できます。

ただし、「親が1時間に設定して本人が変えられない」という12歳までと同じ使い方ではなくなります。

中学生以降は、スクリーン時間画面を親子で見ながら本人に上限を設定してもらう使い方へ変わります。

最初に決めた時間が合わなければ見直していい

時間制限は一度決めたら永久に同じにする必要はありません。

たとえば1時間にしてみたら、

友達と遊ぶたびに途中で切れてしまう。

宿題も睡眠も問題なく、まだ十分自由時間が残っている。

という家庭もあるでしょう。

反対に2時間にしてみたら、

就寝時刻が遅くなった。

宿題が後回しになった。

夕食になっても毎日止められない。

ということもあります。

そこで1週間ほど実際に使って、

睡眠は確保できたか。

朝起きられたか。

宿題を終えられたか。

食事や入浴に影響しなかったか。

運動やほかの遊びがなくなっていないか。

自分で終わることができたか。

を見ます。

問題がなければ、その家庭ではその上限が機能していると考えられます。

生活を押し出しているなら、時間や終了時刻を調整します。

何時間にするか迷ったら「先に必要時間を引く」

結局、ロブロックスを1日何時間までにすればよいのでしょうか。

一律の答えはありません。

決められない場合は、

24時間からロブロックス時間を考える

のではなく、

起床時刻から必要な睡眠時間を逆算する。

学校や宿題の時間を確保する。

食事・入浴・翌日の準備を確保する。

身体を動かす時間を確保する。

そのあとに残った自由時間を見る。

という順番で考えます。

その自由時間をすべてロブロックスにするのか、ほかの遊びにも使うのかを親子で決めます。

こうすると、

「ネットに1時間と書いてあったから1時間」

ではなく、

「うちでは9時30分に寝るため、8時30分にはロブロックスを終える」

という家庭の生活に合ったルールになります。

1日2時間を超えたらすぐ問題、ではない

米国小児科学会の現在の考え方でも、学童期や10代について一律のスクリーン時間上限は設定されていません。

家庭が具体的な時間を決める場合、娯楽目的のスクリーン時間について1~2時間程度、あるいはそれ以上を含め家庭生活に合わせて検討することはありますが、「2時間を超えたら危険」という基準ではありません。

重要なのは、

睡眠

運動

学習

読書やほかの遊び

家族や友達との時間

をスクリーンが押し出していないことです。

つまり1時間か2時間かという数字は、スタート地点にはできます。

安全と危険を分ける線にはできません。

時間制限を入れても生活が崩れるなら、問題は時間だけではない

スクリーン時間機能を設定したのに、

制限を何とか回避しようとする。

止められるたびに大きなトラブルになる。

夜中に別の端末を探して遊ぶ。

学校へ行けないほど睡眠が崩れている。

ゲーム以外をほとんどしなくなっている。

という状態なら、単純に「1時間にするか2時間にするか」という問題ではなくなります。

ゲーム障害も、長時間利用だけで判断するものではありません。

ゲームを自分でコントロールできなくなり、ほかの生活より優先し、問題が起きても続けることで日常生活に大きな支障が出ているかを見るものです。

その状態まで進んでいるなら、時間設定を厳しくするだけで解決しようとせず、学校や医療・相談機関などへ相談することも検討します。

まとめ|ロブロックスの時間は「生活を先に入れて」決める

ロブロックスには、「子どもは1日○時間まで」という一律の適正時間はありません。

まず見るのは、

1日何時間遊んだか

だけではなく、

その時間によって睡眠や学校、宿題、食事、運動などが削られていないかです。

迷ったら、先に必要な生活時間を確保します。

小学生なら9~12時間、中高生なら8~10時間という睡眠時間も参考になります。

そのうえで残った自由時間から、ロブロックスに使える時間を決めます。

そして、親の感覚だけで決める前にRobloxのスクリーン時間画面を開き、7日間の平均と、どのゲームに時間を使っているのかを確認します。

そこで決めた上限をスクリーン時間機能に設定し、1週間程度使って生活への影響を見る。

合わなければ見直す。

この使い方なら、「1時間だから正しい」「2時間だから長すぎる」ではなく、その子と家庭に合った上限を決めやすくなります。

出典

Roblox Support|スクリーン時間の管理

Roblox|ペアレンタルコントロール

Roblox Support|Robloxでは、子どもの年齢が上がるとどうなる?

Roblox|新学期に向けたスクリーンタイムに関する保護者向けガイド

厚生労働省|健康づくりのための睡眠ガイド2023

厚生労働省 e-ヘルスネット|健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 こども版

American Academy of Pediatrics|Screen Time Guidelines(スクリーン時間に一律の上限を設けない考え方についての資料)

American Academy of Pediatrics|Digital Ecosystems, Children, and Adolescents(子どものデジタル利用と生活バランスに関する2026年方針)