ロブロックス(Roblox)のペアレンタルコントロールでは、子どもが遊べるゲーム、チャットなどの交流、利用時間、課金などを保護者が確認・管理できます。
ただし、「ペアレンタルコントロールを設定すれば全部安全になる」という一つの機能ではありません。
何が心配なのかによって、見る設定が違います。
知らない人との交流が心配ならチャットや友達。
怖いゲームや年齢に合わない内容が心配ならコンテンツ制限。
遊びすぎなら利用時間。
課金なら月間支出上限と通知です。
さらに、設定では防げない範囲もあります。
そのため、まず「うちでは何が心配なのか」を決めてから設定を見る方が分かりやすくなります。
ペアレンタルコントロールでできることを先に整理
現在のロブロックスでは、主に次のようなことを保護者側から管理できます。
| 心配していること | 主に使う機能 | できること |
|---|---|---|
| 知らない人との交流 | チャット・友達管理 | チャットの利用範囲を調整し、友達を確認・ブロック・通報する |
| 年齢に合わないゲーム | コンテンツ制限 | 遊べる内容の範囲を変え、特定のゲームを許可・ブロックする |
| 遊びすぎ | スクリーン時間 | 1日の上限を設定し、利用時間やよく遊ぶゲームを確認する |
| 課金 | 支出制限 | 月間の上限を決め、購入通知を受け取る |
| 特定の相手との接触 | 友達管理 | 友達リストを見て、相手をブロック・通報する |
| プライベートな遊び方 | プライベートサーバー設定 | 誰のサーバーに参加できるかなどを制限する |
全部を一番厳しく設定する必要はありません。
家庭で不安な部分から確認すれば十分です。
最初に親のアカウントと子どものアカウントを紐づける
現在のロブロックスでは、保護者が自分の端末から子どもの設定を管理する方式が中心です。
保護者用のロブロックスアカウントを作り、子どものアカウントと紐づけます。
保護者権限を有効にするには、保護者が18歳以上であることを確認する手続きがあります。
紐づけが完了すると、親のスマートフォンやパソコンから子どものペアレンタルコントロールを確認・変更できます。
ここで注意したいのが、古い解説記事です。
以前は「保護者PIN」「4桁の暗証番号」を使う方式がありましたが、現在は保護者自身のアカウントを子どものアカウントに紐づける方式へ変わっています。
検索して出てきた画面が自分の画面と違う場合は、古い設定方法を見ていないか確認してください。
知らない人とのやりとりが心配なら「チャット」と「友達」を見る
ロブロックスでは、ゲームを遊びながら他のユーザーと文字でやりとりできる場合があります。
ペアレンタルコントロールでは、子どもがゲーム内チャットを利用できるか、1対1のやりとりを利用できるかなどを調整できます。
また、子どもの友達になっているユーザーを保護者側から確認できます。
「この人とは関わらせたくない」と判断した相手は、保護者側からブロックしたり、規約違反を通報したりできます。
年齢によって初期状態も違います。
5~8歳向けの「Roblox Kids」では、チャットは初期状態では無効です。
子どもの年齢が上がると利用できる交流機能も増えていくため、一度設定したら終わりではなく、年齢が変わったときには確認した方がよいでしょう。
チャットをオフにすれば、すべての会話を止められるわけではない
ここは見落としやすいところです。
ロブロックス公式のチャット設定は、ロブロックスが提供しているチャット機能を管理するものです。
ゲームの制作者が独自に作ったチャット機能には、この設定が適用されない場合があります。
そのため、「チャットをオフにしたから、どのゲームでも他人と絶対に会話できない」とまでは考えない方が安全です。
子どもがどのゲームで遊んでいるかも合わせて確認します。
年齢に合わないゲームが心配なら「コンテンツ制限」を見る
ロブロックスには、暴力、怖い表現、下品な表現など、ゲームに含まれる内容によって分類する仕組みがあります。
保護者は、その分類に応じて子どもがアクセスできるゲームの範囲を調整できます。
ここで便利なのが、「全体は許可するが、このゲームだけは遊ばせたくない」という使い方です。
特定のゲームだけを個別にブロックできます。
逆に、年齢による通常の範囲から外れているゲームでも、保護者が内容を確認して問題ないと判断した場合には、特定のゲームだけを許可できる場合があります。
つまり、
「怖そうだからロブロックス全部禁止」
ではなく、
「基本の範囲はそのままで、このゲームだけ止める」
という調整ができます。
ブロックしても検索結果から消えるとは限らない
ゲームをブロックすると、そのゲームにはアクセスできなくなります。
ただし、ブロックしたゲーム自体が検索結果から完全に消えるわけではありません。
また、子どもがそのゲームを遊んでいる最中に保護者がブロックしても、その場ですぐ強制終了するのではなく、次に参加するときからブロックが有効になります。
「ブロックしたのに画面に出てくる」「まだ遊んでいる」ときに、設定が失敗したとは限りません。
遊びすぎが心配なら「1日の上限」だけでなく実際の遊び方を見る
スクリーン時間の設定では、子どもが1日にロブロックスを利用できる時間の上限を設定できます。
上限に達すると、その日はそれ以上ロブロックスを利用できなくなります。
親が見られるのは合計時間だけではありません。
過去1週間の利用状況や、よく遊んでいるゲームの上位20件も確認できます。
たとえば、
「毎日2時間ロブロックスをしている」
だけではなく、
「その2時間のほとんどを、どのゲームに使っているのか」
まで見られます。
特定の一つのゲームばかり長時間遊んでいると分かれば、そのゲームだけを個別に確認することもできます。
ただし、子どもが13歳になると扱いが変わります。
13歳以降は、1日のスクリーン時間制限そのものは子ども本人が管理する形へ移ります。
保護者側では利用時間やよく遊んでいるゲームなどの情報を引き続き確認できます。
小学生のときと同じ感覚で「親がずっと時間を固定できる」と考えない方がよいでしょう。
課金が心配なら「月間上限」と「通知」を両方見る
ロブロックスでは、ゲーム内通貨のロバックス(Robux)の購入などに使える月間支出上限を設定できます。
たとえば、
「今月はここまで」
という金額を設定できます。
さらに、子どもが購入したときに保護者へ通知する設定もあります。
「上限だけ決めて終わり」より、最初は購入通知も有効にしておくと、実際に何へお金を使っているか確認しやすくなります。
課金上限だけで「絶対にこれ以上使えない」とは限らない
ここにも例外があります。
ロブロックス公式の月間支出上限は、ギフトカードの利用には影響しません。
また、一部のゲーム機から行う購入にも、ロブロックス側の支出上限がそのまま適用されない場合があります。
ゲーム機で遊んでいる家庭なら、そのゲーム機側の購入制限も確認する必要があります。
つまり、
「ロブロックスで月1,000円にしたから、どの端末からでも絶対1,000円以上使えない」
とは限りません。
さらに、13歳になると、保護者が設定する月間支出上限は適用されなくなります。
課金通知は引き続き利用できるため、中学生以降は「強制的に止める設定」から「使ったことを確認する設定」へ比重が変わります。
年齢によって「親が決められる範囲」が変わる
2026年現在のロブロックスでは、16歳未満のアカウントが年齢によって分かれています。
5~8歳は「Roblox Kids」、9~15歳は「Roblox Select」です。
特に大きな境目になるのが13歳です。
5~8歳
利用できるゲームの範囲や交流機能がかなり限定された状態から始まります。
チャットも初期状態では無効です。
この年代では、親側でコンテンツ、チャット、時間、支出などを管理する意味が大きくなります。
9~12歳
遊べるコンテンツや交流の範囲が広がります。
保護者は引き続き、コンテンツ、友達、利用時間、チャット、支出などを幅広く管理できます。
小学生でロブロックスを始める家庭なら、この年代では特に、
「誰と話せるか」
「何を遊べるか」
「いくら使えるか」
「何時間使えるか」
の4点を確認すると、自分の家庭の方針を設定に反映しやすくなります。
13~15歳
ここから、いくつかの設定が子ども自身の管理へ移ります。
利用時間の上限や一部のプライバシー設定などを、子ども本人が管理できるようになります。
保護者が設定する月間支出上限も適用されなくなります。
一方で、保護者アカウントとの紐づけ自体がなくなるわけではありません。
保護者は引き続き利用状況や友達などを確認でき、特定のゲームの許可・ブロックやダイレクトチャットの管理など、一部の管理は15歳まで利用できます。
つまり、中学生になると突然すべて自由になるのではなく、少しずつ親から本人へ管理が移る仕組みです。
ゲームを「作る」子ならロブロックススタジオの設定も確認
ロブロックスは遊ぶだけではありません。
「Roblox Studio(ロブロックススタジオ)」というゲーム制作アプリを使い、自分でゲームを作ることもできます。
子どもがゲーム制作を始めた場合には、通常のプレイ用設定とは別に、ロブロックススタジオで誰と共同制作できるかを管理する機能があります。
16歳未満の子どもについて、同年代だけ、信頼できる友達まで、共同作業なしなど、共同制作できる相手の範囲を調整できます。
「遊ぶだけだからペアレンタルコントロールを見た」という家庭でも、子どもがゲーム作りを始めたら、制作側の設定も確認してください。
ペアレンタルコントロールだけで全部を防ごうとしない
ロブロックスのペアレンタルコントロールはかなり細かく設定できます。
ただし、万能ではありません。
チャット設定の対象外になる独自機能があります。
支出制限の対象外になるギフトカードや一部のゲーム機があります。
年齢が上がれば、親から子ども本人へ管理が移る項目もあります。
だからこそ、
「一番厳しい設定にすれば安心」
ではなく、
「何を防ぎたいのか」
「ロブロックス側でどこまで防げるのか」
「それ以外は家庭や端末側でどうするのか」
まで分けて考えることが大切です。
結局、最初はどこを設定すればいい?
小学生の子どもが初めてロブロックスを使う家庭なら、まず保護者アカウントを紐づけます。
そのあと、家庭で心配しているものから設定します。
知らない人との交流が心配なら、チャットと友達。
年齢に合わないゲームが心配なら、コンテンツ制限と個別ブロック。
課金が心配なら、月間支出上限と購入通知。
遊びすぎが心配なら、利用時間と過去1週間の利用状況です。
大切なのは、「ペアレンタルコントロールをオンにしたから終わり」にしないことです。
子どもが9歳、13歳など年齢の節目を迎えたときや、遊ぶゲーム、友達との交流、課金の仕方が変わったときには、一度設定を見直します。
ロブロックスのペアレンタルコントロールは、子どもの遊びを全部止めるための機能ではありません。
その家庭が「ここまでは自由に遊んでよい」「ここからは親が確認する」と決めた境界を、実際の設定に反映するための機能と考えると使いやすくなります。
出典
出典リンク:
Roblox|ペアレンタルコントロール (Roblox)
Robloxサポート|保護者コントロールの概要 (ロブロックスサポート)
Robloxサポート|子どもの年齢が上がるとどうなる? (ロブロックスサポート)
Robloxサポート|お子様のアカウントとの紐づけ方 (ロブロックスサポート)
Robloxサポート|スクリーン時間の管理 (ロブロックスサポート)
Robloxサポート|毎月の支出制限額 (ロブロックスサポート)
Robloxサポート|保護者の暗証番号の一般的な情報 (ロブロックスサポート)
Robloxサポート|Roblox Studio保護者コントロール (ロブロックスサポート)
